経験の質

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2010/8/30

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みなさんは渡部陽一(わたなべよういち)さんをご存知でしょうか。
最近、マスコミでの露出も増えている戦場カメラマンです。

話し方に特徴のある方で、声を聞けば、あぁと思い出す方もいらっしゃると思います。

私が初めて渡部さんを知ったのが、TV番組のひな壇に座っている姿でして、話し方の変な人という印象しか持っておりませんでした。
露出が増えても、どうせ一過性のもので、話し方を面白可笑しくからかっているだけだろう、すぐにブームは過ぎ去ってしまうと。

しかし、先日、渡部さんを戦場カメラマンの側から特集している番組を見まして、この考えがとても幼稚なことであると気付かされました。

戦場では、7キロの防弾チョッキを着用、ヘルメットを被り、カメラを数台首から下げ、これまた7キロある記録ノートを脇に抱え生死の境を写真に収める。戦場に入る前には、必ず遺書を書くそうだ。今まで世話になった友人、残される家族、その他お世話になった人々、書きながら芽生えた感情が、戦場の最前線での無謀な最後の一歩を防ぎ、私を無事に家族のもとへ返してくれると渡辺さんは言っていた。
記録ノートが7キロあるのも、たとえ自分が戦場で倒れても、記録だけは残るようにと、表紙がレンガで出来ているということだった。

それまで私が抱いていた、変なおじさんはそこにはいなかった。

そこにいたのは、私の想像を遥かに超える体験を乗り越えた勇者でした。

なんかすごく自分が小さく見えて、渡辺さんへの尊敬の念が溢れてきました。

あのひとは、テレビで笑われることなんて屁とも思っていないのかもしれない。
小さな島国での小さな出来事程度に思っているのかもしれない。

ある意味、成功者だと思います。

『雨ニモマケズ風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク決シテ瞋ラズイツモシヅカニワラッテヰル…』

まさにそんな印象を受けました。
それは、壮絶な体験の賜物なのだと思います。

渡辺さんのような方は、誰からも、そしてどこからも、何をしても求められるのだと思います。
是非、見習いたいものです。

カテゴリー:コンサルタントより

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