恩返し

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2010/08/17

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お盆休みで祖母の家へ行ってきました。
前日は姉が訪れたそうで。

姉の所は、先月男の子が生まれ、祖母は曾孫の話をたいそう嬉しそうな顔でしておりました。

その中で、印象深い出来事がありましたのでご紹介致します。

祖母は、私、つまり孫が生まれた際、今後の成長が楽しみで仕方なかったそうです。
喜びと期待感以外は何もなく、ただただ大きくなるのが楽しみで幸せな心持ちだったとのことです。

しかしながら、今回生まれたての曾孫をみて感じた感情は複雑なものだったそうです。

もちろん喜びと幸せな気持ちは同じく感じたそうです。
しかし、90歳を超えた祖母はその子の成長を見届けることができないだろうことを思うと、切なくて寂しくて自分自身が不憫でならないということでした。

その瞬間、私は、祖母のこれからを改めて認識した訳で、実際、私が成長の過程で世話になった方もすでに恩返しは出来なくなって来ている現実に気が付きました。

私自身、未だ一人前とは言えない中で、日々沢山の人に支えられて生きている。
普段忘れがちなそのことを、暗に思い知らされた気がします。

同時に、私が心に留めている、
『明日ありと想うこころの仇桜夜半に嵐の吹かぬものかは』
という親鸞の歌が思い出されました。

一度借りた恩というものは、一度返したら終わりではなく、一生をかけて返し続けるものであると、誰かも言っていた記憶があります。

私自身が祖母に対してそう思ったように、新しく生まれた甥にも、私自身そう思って頂けるよう、精進していこうと心に決めたのでした。

後悔の少ない日々を送っていきたいものです。

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