
企業側が職務経歴書を重要視する理由は明確になりました。では書き方のコツとはどんなものなのでしょうか?
「能力」「経験」「スキル」が「わかりやすく記述されているか」、たったこれだけです。
でも「それができれば苦労しない」という方もいらっしゃるはず。そこでポイントをまとめてみましょう。
仮にあなたが「営業課長」で、職務経歴書に「●●事業部、○○営業課 課長として部下の育成、営業活動を遂行」
と記載したとしましょう。
これは書類選考を突破できる内容になっているでしょうか?もし、営業マネージャーを募集している企業向けであれば、
ちょっと厳しいかもしれません。
なぜならここからわかることは「課長であること」「部下を育成していること」「営業をしていること」。たったこれしかわかりません。
求人企業側に立って考えてみると、わからないことは実にたくさんあることがわかります。
まずこれらのことを一つ一つ丁寧に洗い出してみましょう。
きっと書き出してみるとあなた自身も驚かれるほど「結構がんばっているんだなぁ」と思えるはず。
最終的に職務経歴書に記載するかしないか、はここではあまり考えずに、できるだけたくさん書き出してみてください。
またエピソードや苦労話なども書き出して見てください。後々の面接で役に立つこともあります。
また一見デメリットに見えることもメリットに変わることもありますので、気楽に書き出してみましょう。
では次のポイントは「数値化する」です。例えば次の文章はどうでしょうか?
このA・Bと比べるとどちらがあなたの魅力を伝えることができるでしょうか?おそらく大半の方の答えはB。
大きく変更した点は「短期間で」⇒「わずか6ヶ月間で」だけなのですが、
このように数値化してみると、これまであまり気にも留めなかったあなたの経歴が光りだします。
また、営業職の方であれば「多くの顧客を開拓」ではなく「100社の新規顧客を開拓」。
もっと詳しく言えば「平均受注額500万円の新規顧客を3ヶ月間で100社開拓」などと書けばおそらく評価しない人はいないはず。
「多くの顧客を開拓」などとあまり簡潔に書きすぎてもあまり魅力が伝わらないのが現実なのです。
求人企業側が書類選考で判断したいのは「この人には何ができるのか?」「何をしたいのか?」です。
ここまでポイント1〜2をきちんと書いていれば、おそらくそれなりの文字量になっているはずです。
そこで2つの側面から見直してみてください。
「内容はいいけど見にくい」「文章が多すぎて読む気がしない」ということもあります。
また「そのキャリアは評価するが、今回の採用で欲しいキャリアとは関係ない」ということもあります。
そこで、重複した内容は1つにまとめる。「企業の採用したい人材」にあまり関係ないものは思い切って削除する。
この作業をやってみましょう。
前述の3つのポイントを抑えるだけでも、職務経歴書の内容はだいぶ良くなっているはずです。
これに加えて、4つ目のポイントです。もう一度職務経歴書を見直してみましょう。
独りよがりの内容になってしまっているケースも割とあるようです。
大切なことは読み手が求めている内容が書いてあることです。
自分のPRしたい内容と、人事担当者の知りたい内容がマッチしなければ、何の意味もないのです。
いかがでしょうか?おそらくこの4つのポイントに注意して書いてみると、これまでの職務経歴書では見えなかった
あなたの魅力が伝わっていくはずです。
上記の4つのポイントを頭に入れつつ、それでは作成してみましょう。
例)
| 1995.04〜1996.09 | ○○株式会社XX工場 経理 |
| 1996.10〜1999.05 | ○○株式会社 本社 経理 |
| 1999.05〜2000.07 | ○○株式会社 本社 人事 |
| 2000.07〜 | 株式会社○△商事 経理課 係長 |
「職種別職務内容一覧」を参考にして書いてみましょう。
例)
| ○○株式会社XX工場 経理 | ⇒ | 原価管理 原価計算 棚卸資産管理 |
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| ○○株式会社 本社 経理 | ⇒ | 月次・年次決算処理 連結決算処理 税務申告 |
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| ○○株式会社 本社 人事 | ⇒ | 給与計算 社会保険 人事考課 採用 |
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| 株式会社○△商事 経理 | ⇒ | 月次・年次決算処理 連結決算処理 税務 予算実績管理 資産管理 経理システム運用管理 |
例えば、求人企業側が「税務」に強い人を求めているのか?「経理システム」を新たに導入、運用していくための人材を
探しているのか?などを考えて、どこを強調するのが評価されるのか考えてみてください。
・ 見やすく、アピールしたいポイントがわかるように作成しましょう。
・ 段落などつけてアピールしたいポイントを強調しましょう。
・ 資格、免許、各表彰など書き出しましょう。
・ 読む側の視点に立って作成しましょう。
・ 転職理由も明記しましょう。
・ 研修内容も明記しましょう。基礎が身についているかどうかの判断材料となります。
・ 業務実績についても詳しく明記しましょう。