福島県の東南に位置するいわき市。穏やかな気候に恵まれた住みやすい街です。

35万人が暮らしている福島県いわき市では、生活に必要な施設はもちろん、アクアマリンふくしま、塩屋埼灯台、湯本温泉などの娯楽施設も整っています。

さらに、一番のポイントは子育てのしやすさ。妊娠から子育て期間まで、切れ目のないサポート体制が整っています。

今回は、仕事や移住制度、交通の便などの移住に関する疑問を解消するために、福島県いわき市への移住をオススメする5つの理由についてご紹介していきます。

1. 福島県いわき市の物価は安い？移住支援制度はある？

生活するうえで一番気になるのがお金の問題。今よりも生活コストを下げたい！と考えて移住を検討する人も少ないと思います。

では、実際どうなのでしょうか。

東京23区と福島県内5つの市の家賃平均をまとめました。

市区町村	家賃平均
東京23区	約12万円
会津若松市	約9万円
いわき市	約4.7万円
南相馬市	約4.6万円
郡山市	約4.4万円
福島市	約4.2万円

福島県いわき市はおおよそ4.7万円で福島県内周辺の市と比べて数千円安い傾向にあります。もちろん築年数や駅までの距離など条件によって異なりますが、ワンルームから1DKの平均相場は上表の通りです。

県内でも物価が高い方に位置する理由は、他の市と比べて充実した施設や、住みやすさに比例すると考えられます。福島県いわき市は東京23区と比べると4.3万円安く、県庁所在地である福島市と比べると0.5万円高いという結果になっています。物価的にみても比較的丁度良いことが分かりますね。

福島県いわき市の移住制度

福島県いわき市への移住がおすすめな理由として、充実した移住制度や定期的に開催されているイベントが挙げられます。ここでは全て紹介しきれないため、今回は特に注目の制度についてご紹介します。

いわき移住情報をまとめてご覧になりたい方は、福島県いわき市移住ポータルサイトをご参照ください。

住まいに関する制度

移住後、どのような仕事があるのか、サポートはしてくれるのか？気になるところですよね。いわき市の仕事に関する特徴的な制度をまとめてみました。

	支援内容
プチいわき暮らし応援プラン	いわき市の雰囲気を感じたい、いわき暮らしを試したい方の宿泊費用を8割補助
ふくしま移住希望者支援 交通費補助金	福島県に移住（Ｕターン、Ｉターン、多拠点居住等）を考えている方が、実際に福島県内を訪れ、移住する際に必要な現地調査·現地活動を行った場合、その交通費を補助
福島県移住支援事業 （移住支援金給付）	単身世帯：60万円、2人以上の世帯：100万円を支給   移住直前10年間のうち、通算5年（うち直近連続1年）で東京23区に在住または通勤している方が、福島県内へ移住し、「Fターンサイト」に求人情報を掲載する企業に就業した場合、移住支援金を給付。 起業した場合でも移住支援金の給付対象となる場合があります。

「移住したい町の候補はあるけど、実際に行ってみないと分からない」「わざわざ足を運ぶにもお金がかかってしまう」そう思われて結局インターネットの情報だけで比較している方も多いはず。そして実際に住んでみると「後悔した…」という声があるのも現実です。

しかし、いわき市では移住者に向けて交通費を補助してくれる制度や、いわき暮らしを体験できるプランなど、充実した制度があります。制度を活用することで、移住前後のイメージギャップがなく生活できるはずです。

仕事に関する制度

移住後、どのような仕事があるのか、サポートはしてくれるのか？気になるところですよね。福島県いわき市の仕事に関する特徴的な制度をまとめてみました。

	支援内容
就職支援情報 Fターン	就職面接会や求人情報など、いわきで働きたい方々への各種情報提供等を行っているサポートサイト
起業支援情報 いわき産学官ネットワーク協会	いわき市で起業をしたい方向けに、セミナーや事業立ち上げ、経営支援などを中心に相談できるプラットフォーム
農業·就農について	いわき市農林水産業情報センターホームページから、農業情報、各種農業支援制度、農業者向け研修などの情報を発信

転職·起業へのバックアップが心強い、福島県いわき市。さまざまな機関と連携を図り、移住者（UIターン含む）へのサポートを行っていきます。詳しい機関や各相談窓口はこちらをご覧ください。

2. 移住前に要確認！福島県いわき市の交通事情は？

移住先の物価や、手厚い支援を確認した後にチェックすべきなのが「移動手段」です。東京都心部では、公共交通機関が発達しており、移動に困ることはありません。

しかし、移住先の交通事情を把握していないと、住み始めてから困る可能性が出てきます。JRや私鉄の運行状況、マイカーの必要性など、日々の生活をスムーズに送るために、しっかり確認しておきたい項目です。

福島県いわき市の主な交通機関と福島までの距離感

福島県福島市までは電車と新幹線を利用すると約2時間かかります（JRいわき駅-郡山駅、東北新幹線 郡山駅-福島駅）。車であれば約1時間45分の距離です。福島市内にアクセスするには決して良いとは言えません。しかし、茨城市内や宇都宮など近県へは車で2時間ほどでアクセスできるため、プチ旅行には行きやすい地域です。

福島県いわき市から主要都市へのアクセスが悪いように見えるかもしれませんが、実はいわき市内でもアクアマリンパーク、いわき湯本温泉郷、スパリゾートハワイアンズなど十分楽しめるような施設が満載です。

福島県いわき市内の交通事情

福島県いわき市内の公共交通機関について調べてみました。

 ·電車：JR常磐線（10駅）、JR磐越東線（5駅）

·バス：路線バスは120路線（新常磐交通 株式会社が運行）

さらに、いわき駅からは高速バスが出ています。東京·大阪など都心部への移動や、仙台や福島空港、東京ディズニーランドなど、計8箇所へアクセスすることが可能です。

ちなみに、いわき市民の自動車保有台数（2012年のデータ）は、274,949台となっており、市民1.2人に1台の割合で所有していることになります。福島県いわき市ではマイカー必須と言えるでしょう。

3. 移住の最大の壁！福島県いわき市は雪が積もる？

いわき市は福島県の中では東南端に位置します。東北地方は寒くて雪が降る…そんな印象がありますが、実際はどうでしょうか。

いわき市の雪·寒さ事情について調べてみました。

気象庁の過去データをもとにした平均値を見てみると以下のとおりです。

	平均気温	最深積雪
1月	4.1℃	2cm
2月	4.3℃	3cm
3月	7.1℃	1cm
4月	11.6℃	0cm
5月	15.8℃	0cm
6月	19.1℃	0cm
7月	22.5℃	0cm
8月	24.5℃	0cm
9月	22.0℃	0cm
10月	16.9℃	0cm
11月	11.5℃	1cm
12月	17.9℃	5cm

参照：気象庁（平年値）·小名浜

福島県いわき市では、ほとんど雪が降りません。数年に一度ごく稀に大雪になり積もることがありますが、それを除くと雪は降っても積もりません。また、除雪車もないため雪が降ると道路が渋滞してしまうこともあります。もしものためにスタッドレスタイヤを準備しておくと良いでしょう。

1年を通して、気温は -1°Cから 27°Cに変化します。ですが、-5°C 未満または 31°C を超えることは滅多にないため、住み心地の良い気温で生活することができます。

4. 移住時の盲点！福島県いわき市の子育て支援や学校数は？

家族で移住をする場合、子育てに関する支援や教育制度について気になるところですよね。また、現在は子どもがいなくても今後妊娠を考えている方には、ぜひ確認しておきたポイントです。

いわき市内の小学校は74校、中学校は43校となっています。

そして、私立保育所23施設、公立保育所32施設、認定こども園16施設、地域型保育事業15施設の合計86施設となっております。

出産・育児に関する支援

福島県いわき市では、保育料の引き下げや、妊娠時から子育てまで切れ目のない支援を行う「いわきネウボラ」を展開するなど、子ども·子育て支援が充実しています。

では、実際の制度を見ていきましょう。

	支援内容
出産祝い·支援金支給	出産の奨励祝福と、出産に係る経済的な負担の軽減を図るため、お祝い金·支援金が支給 ・第1子　出生児1人につき50,000円 ・第2子　出生児1人につき65000円 ・第3子以降　出生児1人につき80,000円
児童手当の支給	【概要】中学生までの子どもを教育、監護する保護者に対して、6月、10月、2月の年3回、児童手当が支給。 【支援内容】 ・3歳未満　15,000円 ・3歳以上小学校修了前の第1·2子　10,000円（第3子以降　は15,000円） ・中学生　10,000円 ·所得制限限度額以上（一律）　5,000円
子ども医療費の助成	【概要】 18歳まで、入院医療費の無料化 【助成内容】 「子ども」の保険診療による医療費一部負担金と入院時食事療養費を助成。ただし、保険が適用されない分（健康診断、予防接種など）は対象外 【助成対象者】 いわき市内に住所を有する子どもの保護者。「子ども」＝小学校1年生から18歳に達する年度の3月末日までの方
いわき市子ども子育て支援サイト	子育てに関する制度や相談窓口など、地域で子育てを支援する様々な情報を掲載
いわきネウボラ （愛称：おやCoCo）	7つの地区保健福祉センターをワンストップの窓口とし、子育てコンシェルジュと保健師や看護師などが、妊娠から子育てに関することまでさまざまな相談に対応
妊産婦健康診査の助成	福島県いわき市に住所があるすべての妊婦さんは、妊娠中に14回、公費負担により決められた検査項目を受けることができる
妊産婦健康診査の助成	生まれてから小学校就学前までにかかる医療費のうち、保険診療分の自己負担金と入院時食事療養費を助成
妊産婦健康診査の助成	出産後、育児不安や体調不安があり、ご家族などから支援を受けられない場合、助産所に入所し、市が入所費用の半額を補助

子どもを授かってから子育てまで、安心できる制度が整っている福島県いわき市。子どもの成長過程までも大切にしてくれるからこそ、お子様と一緒に移住を考えている方にはおすすめの街です。

5. 移住には転職必須！福島県いわき市の盛んな産業とは？

福島県いわき市の総生産数を見ると「サービス業」「製造業」が圧倒的に多いことが分かりました。次いで「不動産業」「建設業」が多くありました。

しかし、就業人口は「製造業」が最も多く、次いで「卸売·小売業」「医療·福祉」となっていました。

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福島県いわき市には、15の工業団地があることから製造業が盛んだと考えられます。

6. 移住前に、まずは転職活動を

今回は福島県いわき市への移住がおすすめな理由を5つをご紹介いたしました。

制度やお金の話、気候や子育てについて、どれも移住に欠かせないポイントです。特に「仕事」は、移住前から決まっている方が安心です。見ず知らず土地での職探しは、ハードルが高いように感じてしまいますよね。

そういう方は、地域に特化した「転職エージェント」を活用してみるのはいかがでしょうか。時間や労力をかければ自力でもできることですが、なかなか効率よく進められなのが転職のリアル。転職エージェントなら希望を伝えることで担当者がおすすめの求人をピックアップしてくれます。

数多ある転職エージェントの中でも、宮城県仙台市に本社を構える「ヒューレックス」は、仙台市だけでなく福島県いわき市への移住を考えている方にもおすすめです。

いわき市はもちろん、福島県全体の転職サポートを行ってくれる心強さ。非公開求人も多く、希望や適性にそった企業を紹介してくれます。

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