ふるさと転職インタビュー

【インタビュー】マーケティングから商品開発まで。自分次第でチャンスをつかめる環境での「やりたいこと」への挑戦

株式会社シムネット 江口 瑞紀 様

【ふるさと転職前】
勤務地:東京都 職業:製品広報・マーケター
【ふるさと転職後】
勤務地:宮城県仙台市 職業:Webマーケター

東京でマーケティング業務に携わって2年 。確実にキャリアを積み上げてきた江口瑞紀さんは、それまで縁もゆかりもなかった仙台市に移住、転職することになりました。

江口さんが転職先に選んだのは、仙台を拠点にペットに関するインターネットサービスを展開する株式会社シムネット。ここでWebマーケターとしての新たな人生がスタートしました。

「東京は暮らしやすく、仕事にも打ち込めて好きだった。」と話す江口さん。仙台への移住を決意したきっかけや、地方での生活を楽しむ工夫を伺うと同時に、主体的に「やりたいこと」に挑戦できるシムネットの企業風土について取材しました。

現在のお仕事について教えてください。

江口様

ペット用品の商材を扱うECサイトの販促施策を検討する、Webマーケティングの仕事をしています。シムネットはブリーダー様とペットを迎えたいお客様をつなぐマッチングサイトが母体で、マッチングしたお客様に、その後の健康で豊かな生活を支えるための商材を広くご提案しています。その販促が主な業務です。

前職もマーケティングをしていたと伺いました。

江口様

はい。東京の家電メーカーに5年ほど勤務し、自社製品の広報やマーケティング業務に携わりました。

東京から仙台への移住、さらに転職は大きな転機だったと思います。きっかけは何でしたか?

江口様

結婚がきっかけでした。東京に出向していたパートナー(今の夫)が、本社のある仙台に戻ることになって、彼について仙台へ引っ越すか東京に残るかの選択を迫られました。当時私は、ずっと興味があった美容家電の業務に携われるようになったばかりで、そのタイミングで仕事を辞めることにかなり葛藤がありました。会社からはリモート勤務も打診されましたが、前職ではフルリモートでマーケティング業務をしている前例はなく、働く姿が見えなかったんですよね。悩んだ結果、仙台でもマーケティングの仕事ができるなら、と転職活動を始めました。

すぐには転職を決められず、「1年くらいは遠距離恋愛を続けました」と江口様。

東京と仙台、遠く離れた場所での転職活動になります。どのように進めましたか?

江口様

新卒で入社した会社にずっと勤めていたので、初めての転職活動でした。知人の勧めもあり、すぐに人材紹介会社の利用を決めたんです。業界大手の数社に登録して話を聞きましたが、どこも東京が中心で、仙台の求人情報はほとんどありませんでした。中でも、マーケティングに限定するとほぼ皆無といった状況で、「別の職種を検討した方がいい」とまで言われました。

そんな時、知人からヒューレックスさんのことを聞いて、利用してみようと思ったのです。印象的だったのが、新規登録の段階で担当者の方との電話面談が必須なこと。1時間近くお話して、転職に求める条件などを細かくヒアリングしていただきました。他社の場合はインターネット上でチェックをつけていくのみで登録が可能だったので、これには驚きましたね。

「インターネット上で登録が完了した方が気軽だ」という意見もあると思いますが、その点はどう感じましたか?

江口様

そうですね。最初は「とりあえず求人だけ閲覧できればいいのにな」という気持ちもありました。しかし直接ヒアリングしていただけたからこそ、希望に合った求人を厳選して紹介してもらえた印象があります。他社の場合、とにかくたくさんの求人紹介メールが送られてきますが、その大半が希望にそぐわないものばかりで。そのため、ヒューレックスさんのご提案はとてもありがたかったです。結果として、転職活動を始めて3ヶ月ほどで今回のご縁に恵まれました。

ヒューレックスでは、面接練習などのサービスも行っています。印象深いエピソードはありますか?

江口様

面接直前に電話で練習をしていただきました。面接でよく聞かれる質問を元に、本番で緊張しないよう色々アドバイスをいただき、それがとても役立ちました。そのおかげで「自分がどんなことを考えながら仕事をしてきたか」など、改めて自分を振り返ることができました。転職の場合、新卒の面接とはまた違った、これまでのキャリアを深掘りするようなことを聞かれると知り、しっかり準備して臨めたのが良かったです。

シムネットに入社した決め手は何でしたか?

江口様

マーケティングに携われる会社の数自体が少なかったのですが、その中でもシムネットを選んだのは、Webマーケティングに関われることでした。実はマーケティングとひと口に言っても、業務内容はまったく異なります。そのため、Web業界ではオフラインのマーケティング経験はあまり重宝されない印象があります。しかしシムネットではオフラインの経験も評価してもらえて、その上新しいチャレンジもできます。それが入社の決め手となりました。

幅広い業務を担当し、忙しくも充実した毎日を過ごしている。

実際に入社してみて、ギャップを感じることはありましたか?

江口様

大きく2つあります。1つは「継続」の視点を得られたことです。以前は家電メーカーに勤務していたこともあり、「1回売ったら終わり」という側面が大きかったです。洗濯機を1台買ったら、次に買うのは10年後くらいになりますよね。そのため、継続も大切だと分かっていつつも、いかに他社製品と差別化してその場で売れるかが重視されていました。

しかしペット用品のECサイトの場合は、1回売って終わりではありません。何回も来ていただく、買っていただくという「継続」の視点が大切です。そういう視点で分析や施策立案をしてこなかったので、新しい発見でした。

もう1つのギャップは?

江口様

ECマーケターとして採用されましたが、今はオリジナル商品の開発も担当しており、「幅広い業務にチャレンジできる」ところが良い意味でギャップですね。

当社にはモノをつくるノウハウが多くなかったのですが、私は前職の経験から、「ものが作られるプロセス」の知識を持っていました。よってその知識を活かして、商品開発にも携わっています。 当社にはペットを飼っている社員が多く、誰がどんなペットを飼っているかのリストが社内で共有されています。生活の中でどこに課題を感じているかニーズを把握し、商品開発に役立てるため、ペットを飼っている社員や友人にお願いし、ペットと一緒に過ごさせてもらったり、泊り込んだりもしました。そうして生まれたのが、手袋型のシャンプータオル。手に着けてなでるだけで、ペットの全身を簡単にケアできるアイテムです。

江口様が中心となって商品開発を進めたシャンプータオル。

シムネット様には「やる気次第でどんどんチャレンジできる環境」が整っているのですね!

江口様

そうですね。マーケターとして売上や顧客の分析の他に、今後は商品の仕入れなども携わっていきたいと思っています。いろいろなことを学ばせてくれる、チャレンジさせてくれる企業風土のおかげで、自分自身の成長も実感できています。

飼育するお客様やペットへの愛を持って、やってみたいことに向けて自分で試行錯誤していける方であれば、幅広く活躍できる…そんな会社だと思います。

江口さんは新潟県出身で、もともと仙台には縁がないと伺いました。移住後、休日はどのように過ごしていますか?

江口様

温泉などへ足を運んだり、お酒を飲んだりのんびり過ごすことが増えました。東京にいた頃は常に最先端の情報に触れ、刺激的な毎日を送っていたので、かなりギャップがありますね。

川べりでビールを楽しまれている様子。
海外旅行が趣味の江口様。バリ島に訪れた時の笑顔が素敵な1枚。

物足りなさを感じることはありませんか?

江口様

私はK-POPが好きで、東京ではダンスサークルに所属して踊っていました。しかし、仙台には同様の場がなく、なければ自分で作ろう」と考え、SNSを通じて仲間を集めて自分でサークルを立ち上げました。振り返ると、東京では「消費する」楽しみが大半でしたが、仙台に来てからは自ら「作り出す」ようになったと感じます。自分から積極的に動けば良いと考えているので、物足りなさを感じることはほとんどありません。

同年代のスタッフが多く在籍。社内の部活動に参加し、すぐに馴染めたという。
江口様

一方で、やはり東京は新しいものがいち早く生まれる場所ですから、情報量の差は感じます。職業柄、サービスや商品が生まれる経緯を直接見て感じたいので、自主的に東京へ行って情報収集をしたり、マーケティングの勉強をしたり、常にアンテナを張って過ごしています。

最後に地方への移住、そして転職経験者として、求職者の皆様にメッセージをお願いします!

江口様

東京には友人もいて、やりたい仕事もあって、離れることへの怖さは人一倍ありました。けれどこうして、色々なチャレンジができる会社に出会うことできて、今は充実した毎日を送っています。自分に合った会社、気に入った仕事があれば、ぜひ勇気を出して飛び込んでみてほしいです!

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