北海道の企業ランキング――売上高・年収が高い企業は？【2022年最新版】

北海道の経済状況は県民所得が増加傾向

都道府県が作成する北海道の「道民経済計算」は、1年間の北海道内の経済活動を生産、分配、支出の3つの面で捉えることにより、道内の経済全体の規模や成長率、所得水準などを明らかにし、把握するものです。

国民経済計算（GDP統計）の北海道版というとわかりやすいかもしれません。

まずは、最新の道民経済計算をもとに、北海道の最新の経済状況を紹介します。

北海道の県内総生産（名目）は20兆4,646億円

2022年3月に発表された「令和元年度（2019年度）道民経済計算 」によると、北海道の道内総生産（名目）は20兆4,646億円で、名目経済成長率は前年比で0.3％のマイナスとなりました。

また、実質経済成長率は1.0％のマイナスとなり、名目・実質ともに経済成長率は3年ぶりの下降となっています。

経済成長率に影響した「経済活動寄与度」において、保健衛生・社会事業はプラス3.7％、建設業はプラス3.2％と伸びが大きい一方で、水産業がマイナス12.1％と最も小さい結果になりました。

※名目値は、実際に市場で取引された価格にもとづいて計算された値で、実質値は名目値から物価の変動による影響を差し引いた値。

画像引用：｢令和元年度（2019年度）道民経済計算｣の概要｜北海道経済部経済企画局経済企画課

※名目値は、実際に市場で取引された価格にもとづいて計算された値で、実質値は名目値から物価の変動による影響を差し引いた値。

県民所得は前年度比2万4,000円プラスの283万2,000円

北海道の1人あたりの道民所得は、283万2,000円です。前年度から2万4,000円、0.9％の増加となっています。

国民一人あたりの所得である317万6,000円との差は、北海道のほうが34万4,000円少ない計算になりますが、前年度の37万4,000円の差よりも縮小しています。

 

画像引用：｢令和元年度（2019年度）道民経済計算｣の概要｜北海道経済部経済企画局経済企画課

北海道内企業の売上高ランキングTOP15

ここからは、北海道内に本社を置く企業から、高い売上高を記録した企業をランキング形式で紹介します。

※情報を調査できた企業のランキングのため、すべての企業を網羅しているわけではありません。

1位　株式会社ツルハホールディングス：9,193億300万円（2021年実績）

株式会社ツルハホールディングスは、ツルハドラッグやドラッグストアウェルネス、ドラッグストアウォンツなど8つのドラッグストアブランドを展開する持ち株会社です。2022年5月15日現在では、日本国内で連結店舗数2,522店舗を誇ります。

本社の所在地：北海道札幌市東区北
業種：小売
平均年齢：44歳10か月
平均勤続年数：16年4か月
従業員数：278人
公式URL：https://www.tsuruha-hd.com/

2位　株式会社ニトリホールディングス：8,115億8,100万円（2022年実績）

株式会社ニトリホールディングスは、株式会社島忠や株式会社ホーム・デコをはじめとした国内企業8社で構成されています。海外では、11社のグループ企業を展開しています。なかでも、株式会社ニトリは、家具やインテリアアイテムを対象に、商社・メーカー・物流・IT・小売までを、自社で一貫して行うビジネスモデルで有名です。

本社の所在地：北海道札幌市北区新琴似七条
業種：製造、小売業
平均年齢：40.3歳
平均勤続年数：12.4年
従業員数：867人
公式URL：https://www.nitorihd.co.jp/

3位　北海道電力株式会社：7,407億9,000万円（2021年実績）

北海道電力株式会社は、北海道内にて電気事業を主に行っていて、昨今では情報通信事業やガス事業、コンサルタント事業も展開する企業です。電気事業では、電気の生産から流通、販売までをワンストップで行っています。

本社の所在地：北海道札幌市中央区大通東
業種：電気・ガス業
平均年齢：41.3歳
平均勤続年数：20.1年
従業員数：2,361人
公式URL：https://www.hepco.co.jp/

4位　雪印メグミルク株式会社：6,151億8,600万円（2021年実績）

雪印メグミルク株式会社は、乳製品や飲料・デザート類の商品開発や生産、販売を主として行う企業です。また、酪農生産に関わる、飼料・種苗の生産や販売、共同配送センター事業も手がけています。

本社の所在地：北海道札幌市東区苗穂町
業種：乳製品の製造・販売
平均年齢：40.4歳
平均勤続年数：14.3年
従業員数：3,161人
公式URL：https://www.meg-snow.com/

5位　株式会社アークス：5,775億6,800万円（2022年実績）

株式会社アークスは、北海道・東北・北関東に店舗を構えるスーパーマーケット10社、そのほかの事業会社1社で構成される食品流通企業です。2022年5月24日時点での、グループ全体の店舗数は375店舗にも及びます。

本社の所在地：北海道札幌市中央区南
業種：小売
平均年齢：45.5歳
平均勤続年数：14.1年
従業員数：123人
公式URL：http://www.arcs-g.co.jp/

6位　イオン北海道株式会社：3,216億400万円（2022年実績）

イオン北海道株式会社は、北海道内に167店舗を展開する総合小売業社です。大型のショッピングセンターや総合スーパー、小型スーパーやインターネットショップを中心に、多様な形態の店舗を営んでいます。

本社の所在地：北海道札幌市白石区本通
業種：総合小売業
平均年齢：43.1歳
平均勤続年数：9.8年
従業員数：2,992人
公式URL：https://www.aeon-hokkaido.jp/home.html

7位　株式会社アインホールディングス：2,973億500万円（2021年実績）

株式会社アインホールディングスは、アイン薬局などの調剤薬局や、アインズ＆トルぺなどのコスメ・雑貨店を経営するグループです。アインホールディングス全体の店舗数は、2022年4月末時点で全国1,177店舗にも上ります。

本社の所在地：北海道札幌市白石区東札幌五条
業種：ファーマシー事業、リテール事業
平均年齢：41.7歳
平均勤続年数：10.6年
従業員数：156人
公式URL：https://www.ainj.co.jp/

8位　株式会社ほくやく・竹山ホールディングス：2,394億9,400万円（2021年実績）

株式会社ほくやく・竹山ホールディングスは、医薬品卸売企業の株式会社ほくやく、医療機器卸売企業の株式会社竹山、薬局事業を手がける株式会社パルスなど、全18社で構成される持ち株会社です。

本社の所在地：北海道札幌市中央区北
業種：医薬品、ファーマシー事業
平均年齢：44.7歳
平均勤続年数：17.2年
従業員数：62人
公式URL：https://www.hokutake.co.jp/

9位　株式会社カナモト：1,894億1,600万円（2022年実績）

株式会社カナモトは、売上の約90％を建設関連事業が占めていて、土木・建設現場のニーズに合わせた機材をレンタルおよび販売する企業です。また、全国に存在する200拠点では、万全のメンテナンス体制を整えています。

本社の所在地：北海道札幌市中央区大通東
業種：建設機械のレンタル・販売
平均年齢：38.5歳
平均勤続年数：11.3年
従業員数：2,016人
公式URL：https://www.kanamoto.co.jp/

10位　株式会社ジャックス：1,606億5,000万円（2021年実績）

株式会社ジャックスは、リフォームローンをはじめとするクレジット事業のほか、家賃保証サービスなどのペイメント事業を営む企業です。また、BtoCだけでなく、BtoBサービスである企業間決済サービスも展開しています。

本社の所在地：北海道函館市若松町
業種：クレジット事業
平均年齢：40.3歳
平均勤続年数：14.8年
従業員数：2,770人
公式URL：https://www.jaccs.co.jp/corporate/

11位　株式会社北洋銀行：1,356億2,000万円（2021年実績）

株式会社北洋銀行は、営業基盤である北海道内に169店舗を展開する、北海道のリーディングバンクです。各店舗では、預金・貸出・内国為替・クレジットカードなどの金融商品を提供しています。

本社の所在地：北海道札幌市中央区大通西
業種：銀行業
平均年齢：42.0歳
平均勤続年数：17.9年
従業員数：2,695人
公式URL：https://www.hokuyobank.co.jp/

12位　北海道ガス株式会社：1,181億6,185万円（2021年実績）

北海道ガス株式会社（登記上の商号：北海道瓦斯株式会社）は、札幌市、小樽市、函館市、千歳市、北見市を中心に、一般家庭およびオフィスへ、ガスを販売・供給する企業です。電力小売り全面自由化を機に、電力販売も展開しています。

本社の所在地：北海道札幌市東区北
業種：ガスの製造・供給・販売
平均年齢：40.6歳
平均勤続年数：18.4年
従業員数：800人
公式URL：https://www.hokkaido-gas.co.jp/

13位　株式会社メディカルシステムネットワーク：1,042億5,700万円（2021年実績）

株式会社メディカルシステムネットワークは、医薬品ネットワーク事業や地域薬局事業、医薬品製造販売事業を展開する企業です。全国47都道府県に医薬品ネットワークを展開し、自社で経営する地域薬局店舗数は425店舗を誇ります。

本社の所在地：北海道札幌市中央区北
業種：ファーマシー事業、医薬品製造
平均年齢：41.2歳
平均勤続年数：7.8年
従業員数：285人
公式URL：https://www.msnw.co.jp/

14位　クワザワホールディングス株式会社：939億4,200万円（2021年実績）

クワザワホールディングス株式会社は、全20社で構成されるグループです。「資材販売」「工事施工」「新築・リフォーム」「運輸」「製造」「加工販売」「サービス」の7分野で事業展開をしています。

本社の所在地：北海道札幌市白石区中央
業種：建設資材の販売・工事施工
平均年齢：42.8歳
平均勤続年数：11.6年
従業員数：58人
公式URL：https://www.kuwazawa-hd.co.jp/

15位　ナラサキ産業株式会社：871億6,800万円（2021年実績）

ナラサキ産業株式会社は、工場生産設備や建設設備などのソリューション提案・販売を、主として行っています。また、関連会社のナラサキスタックスと連携して、道内および都市圏にて海運業務も営んでいます。

本社の所在地：北海道札幌市中央区北一条西
業種：電機、機械の販売
平均年齢：42.23歳
平均勤続年数：16.17年
従業員数：420人
公式URL：https://www.narasaki.co.jp/

北海道内企業の高年収ランキングTOP5

続いては、北海道内に本社を構える企業で、年収の高い企業を5社紹介します。

※情報を調査できた企業のランキングのため、すべての企業を網羅しているわけではありません。

1位　株式会社ニトリホールディングス（平均年収：835万円）

株式会社ニトリホールディングスは、株式会社島忠や株式会社ホーム・デコをはじめとした国内企業8社で構成されています。海外では、11社のグループ企業を展開しています。なかでも、株式会社ニトリは、家具やインテリアアイテムを対象に、商社・メーカー・物流・IT・小売までを、自社で一貫して行うビジネスモデルで有名です。

本社の所在地：北海道札幌市北区新琴似七条
業種：製造、小売業
平均年齢：40.3歳
平均勤続年数：12.4年
従業員数：867人
公式URL：https://www.nitorihd.co.jp/

2位　北海道電力株式会社（平均年収：724万円）

北海道電力株式会社は、北海道内にて電気事業を主に行っていて、昨今では情報通信事業やガス事業、コンサルタント事業も展開する企業です。電気事業では、電気の生産から流通、販売までをワンストップで行っています。

本社の所在地：北海道札幌市中央区大通東
業種：電気・ガス業
平均年齢：41.3歳
平均勤続年数：20.1年
従業員数：2,361人
公式URL：https://www.hepco.co.jp/

3位　雪印メグミルク株式会社（平均年収：720万円）

雪印メグミルク株式会社は、乳製品や飲料・デザート類の商品開発や生産、販売を主として行う企業です。また、酪農生産に関わる、飼料・種苗の生産や販売、共同配送センター事業も手がけています。

本社の所在地：北海道札幌市東区苗穂町
業種：乳製品の製造・販売
平均年齢：40.4歳
平均勤続年数：14.3年
従業員数：3,161人
公式URL：https://www.meg-snow.com/

4位　株式会社北洋銀行（平均年収：657万円）

株式会社北洋銀行は、営業基盤である北海道内に169店舗を展開する、北海道のリーディングバンクです。各店舗では、預金・貸出・内国為替・クレジットカードなどの金融商品を提供しています。

本社の所在地：北海道札幌市中央区大通西
業種：銀行業
平均年齢：42.0歳
平均勤続年数：17.9年
従業員数：2,695人
公式URL：https://www.hokuyobank.co.jp/

5位　株式会社アインホールディングス（平均年収：654万円）

株式会社アインホールディングスは、アイン薬局などの調剤薬局や、アインズ＆トルぺなどのコスメ・雑貨店を経営するグループです。アインホールディングス全体の店舗数は、2022年4月末時点で全国1,177店舗にも上ります。

本社の所在地：北海道札幌市白石区東札幌五条
業種：ファーマシー事業、リテール事業
平均年齢：41.7歳
平均勤続年数：10.6年
従業員数：156人
公式URL：https://www.ainj.co.jp/

高年収の企業に転職するなら地元に強い転職エージェントがベスト

北海道は、道内総生産も平均年収のいずれも緩やかではありますが、上昇傾向が見られます。また、北海道の優位性を活かした幅広い業種の企業誘致も積極的に行っており、今後、道内総生産で好調とされる業種以外も伸びていく可能性は大いにあるといえます。

特に、小売業、サービス業においては全国的に知られる企業が本社を置いているのが北海道の特徴です。また、日本で最も面積の広い都道府県であるため、「身近に豊かな自然がある」「住むエリアによって気候や環境が大きく変わる」など、生活環境の面でも特筆すべき点 が多くあります。

北海道の企業への転職を考える際は、まずは転職エージェントに相談するのがおすすめです。北海道内の転職事情に詳しいエージェントであれば、希望に沿った転職先を見つけるのに近道です。さらに大 手企業や思いがけない優良企業を紹介してもらえる可能性も高くなります。

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