「ブラック企業に入社したくない」
茨城県で転職を考えている誰もがそう思うことでしょう。転職するのであれば今より条件の良いホワイト企業に入社したいですよね。
しかし、求人サイトに掲載された情報だけではブラック企業かどうか見分けるのは簡単ではありません。
そこで今回は、ブラック企業かどうかを見分けるポイントに加えブラック企業の基礎知識を紹介します。
これから転職しようと考えている方は是非参考にしてみてください。

実はブラック企業に細かい定義はありません。一般的には、労働基準法から逸脱している企業や、長時間労働やパワハラ、セクハラが当たり前のように行われているコンプライアンスが守られていない、もしくはコンプライアンスの意識が低い企業を指すことが多いようです。
厚生労働省では、ブラック企業について定義付けていないものの「ブラック企業の特徴」として以下のように公表しています。
引用:「厚生労働省HP」https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/roudousya/zenpan/q4.html
しかし、この「ブラック企業の特徴」も「極端」や「意識が低い」「過度」といった表現が使われているため、明確な尺度がなく曖昧です。
明確な定義がなされていないため、ブラック企業かどうかの判断は個人のものさしによって判断されることが多いのかもしれません。

NPO法人「POSSE(ポッセ)」の代表である今野晴貴氏によると、ブラック企業には「選択型」「使い捨て型」「無秩序型」の3パターンがあると説明されています。
それぞれの説明は「若者を食いつぶすブラック企業の実態」を参考に下記にまとめました。
参考:「若者を食いつぶすブラック企業の実態」http://editor.fem.jp/blog/?p=1383
※「POSSE(ポッセ)」は、主に働環境や職場に関する相談・サポートを行っているNPO法人です。
参考:「POSSE 公式HP」http://www.npoposse.jp/index.html
選択型のブラック企業は、大量に採用して使える人材、会社に従順な人材以外を意図的に辞めさせるのが特徴です。
使えない社員に対して無理な転勤や異動、パワハラ、嫌がらせなどで社員を徹底的に追い詰めて自己都合退職に追い込むのが選択型のブラック企業のやり口です。
選択型のブラック企業は特にIT企業、営業会社でよく見られます。
使い捨て型のブラック企業は、労働条件が厳しく離職率が高いのが特徴です。採用時に条件を偽り、残業過多や残業代の未払い、休日出勤といった労働基準法違反が常態化しています。
会社を辞めようとしても、給料アップや待遇改善などを餌に離職を防ごうとしますが、だいたいが口だけといっても良いでしょう。
もし辞められても「再び都合のいい人材を騙して採用する」。それが使い捨て型のブラック企業のやり方です。
無秩序型のブラック企業は、パワハラやセクハラに対する意識が低く問題を放置しているという特徴があります。
背景として「辞めても代わりはいくらでもいる」と考える企業に多く見られます。

茨城県には工業地帯があり、大手メーカーの工場が集まる地域です。関東圏ではありますが、有名なIT企業やWeb制作企業はあまり進出していないという特徴があります。
一般的にブラック企業はIT企業や建設・建築業、飲食業などに多いイメージがありますが、茨城県ではどのような企業がブラック企業として挙げられているのでしょうか?
厚生労働省では茨城県の「労働基準関係法令違反に係る公表事案」(ブラック企業リスト)に掲載された企業を公表しています(平成30年10月17日現在)。以下のURLをクリックすると確認することができます。
「茨城労働局HP」https://jsite.mhlw.go.jp/ibaraki-roudoukyoku/content/contents/kantoku_souken_h301017kai.pdf
最新の情報はこちらから確認してください。
茨城労働局HP:https://jsite.mhlw.go.jp/ibaraki-roudoukyoku/jirei_toukei.html

労働基準法に違反している企業はきっと他にもあります。上記で紹介した企業はたまたま違法な行為がばれてしまったに過ぎません。
また、ここで取り上げた企業は労働に関わる法律に違反している企業だけです。
厳しいノルマを課して、過剰なプレッシャーを与えている企業や、ワンマン社長によるパワハラやセクハラが横行している企業、残業するのが当たり前という一般的に言われるブラック企業は含まれていません。
ブラック企業への入社を回避するためにも、見極める方法をしかっかり押さえておきましょう。
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ブラック企業は、自分の会社がブラックだとばれないようにさまざまな工夫をします。平均残業時間や有給取得率を公表しなかったり、数字を偽造している場合もあります。
ここでは、ブラック企業を見抜く方法やコツを紹介します。
まずは、「企業名 評判」と入力してネットで検索してみましょう。
「会社の評判」や「転職会議」といった口コミサイトで、会社のリアルな情報を知れるかもしれません。
元社員の人が書き込んでいるので、信頼度は高いですが「腹いせ」や「恨み」で書き込んでいる可能性もあります。「こういう意見もある」というスタンスで見るのが良いでしょう。
企業のSNSアカウントをフォローしてみるのも1つの手です。花見や歓迎会といった社内イベントに関する投稿があれば、社内の雰囲気が分かるので見てみましょう。
ブラック企業の特徴が出やすいのが求人サイトです。企業は高い掲載費を払って求人サイトに求人を載せてもらっているので、応募者を多く集めるために必死です。
ここでは求人票でよく見かけるブラック企業の特徴を紹介します。
応募者をたくさん集めるために給料を高く設定している企業はブラック企業の可能性が高いです。
「20代でも年収1,000万円可能」や「○○年で1,000万円が目指せる」といったキャッチコピーには注意したほうが良いでしょう。
求人サイトにずっと求人を掲載している企業も要注意です。応募者が集まらないということは何か理由があるはずです。
口コミを検索するなどして、会社の情報をしっかり確認したほうが良いでしょう。
社員の平均年齢が20代前半から半ばくらいの場合は用心しましょう。離職率が高い企業の可能性があります。
「わきあいあい」や「アットホーム」という言葉には要注意です。離職率が高いブラック企業の常套句として認知されつつありますが、アピールポイントで会社の雰囲気しか出せない企業は怪しいです。
「ノルマなし」アピールは逆に怪しくなります。「ノルマ」ではなく「予算」や「当たり前」という別の呼び名で存在することがほとんどです。
特徴として「実力主義」「成果主義」をうたう企業が多く、ノルマをクリアし続けると給料は上がりますが、ノルマをクリアできないとどんどん給料が下がります。
ブラック企業の見分け方について紹介してきましたが、ネットで調べたり求人票を見たりと1社調べるだけでも時間がかかります。
「忙しくて時間がない」「調べるのが面倒だ」という方には転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントはあなたの希望条件にあった求人を無料で紹介してくれるだけではなく、その企業の社風や文化、社内の雰囲気まで教えてくれるため「ブラック企業だったらどうしよう…」という不安を払拭してくれます。
また、非公開求人と呼ばれる転職サイトや求人サイトには掲載されていないホワイト企業、優良企業の求人をたくさん保有しているので、きっと満足できるはずです。
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