ブランド総合研究所が毎年インターネット上で開催している「都道府県魅力度ランキング」では、6年連続で全国最下位となってしまった茨城県。「そんなに魅力がないの?」と思ってしまった人もいるかもしれませんが、実は茨城県は生活・仕事面の両方から見て、とても暮らしやすい県なのです。
その証拠として、さまざまなランキングやデータが茨城県は移住先としておすすめの県であることを示しています。
今回は、これから茨城県の企業に転職したいと考えている人のために、さまざまな視点から茨城県の働きやすさや住みやすさについて分析します。
目次

2014年における茨城県の年間平均気温は全国37位の14.2℃。どちらかといえば低温で、関東圏内では栃木と並んで過ごしやすい県として知られています。冬は全国的にみれば暖かく、めったに雪が降りません。
また、快晴率が高く、特に冬場の快晴率は全国トップ5に入るほど高いといわれています。沿岸部を除く内陸部は降雨量が少ないため、移住後も快適に過ごせそうです。
台風や地震など災害の被害も多くないため、安心して移住できる県といえるでしょう。

茨城県で転職を希望している人は、平均年収や物価事情も把握しておきましょう。他都道府県とどの程度の差があるのでしょうか。
厚生労働省が行った「賃金構造基本統計調査」によると、茨城県の平均年収は約488.9万円。全国7位とかなり高い順位につけています。
平均月収は約33万円で、ボーナスの平均額は約89万円とされています。
ちなみに茨城県内で最も所得が高い市町村はつくば市で約397万円、以下守谷市、東海村、水戸市、牛久市と続きます。
総務省がまとめた「2015年平均消費者物価地域差指数」によると、茨城県の物価指数は97.6で全国37位。国内でもっとも物価指数が高い東京都と比べると、6.8ポイントもの差があります。
調査の対象となった全都市の平均が100であることを考えると、茨城県の物価はかなり低いと言えます。特に、家具・家事用品や教育費の物価がかなり低いようです。
物価が安いため生活費にさほどお金がかからず、移住後も生活水準を大幅に落とすことなく生活できるでしょう。

実は、茨城県の住環境はかなり優れているのです。茨城県全体の可住地面積は全国4位で、マイホームを建てたいと考えている人も、さまざまな市町村の中から気に入る場所を見つけられるでしょう。
夢のマイホームを考えている方々にとっても茨城県は移住先としておすすめです。
また、1住宅あたりの敷地面積は424.79㎡で全国トップ。全国平均は263.23㎡であり、いかに広いかが分かりますね。他県では建てにくい、ゆとりのあるマイホームを計画すれば、庭や駐車場のスペースもたっぷり確保できそうです。

画像引用元:茨城県庁 https://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/kenmin/syun/291110.html
東洋経済新報社が調査した「住みよさランキング2017」では、全国100位以内に茨城県の6市がランクインしているため、移住しやすいおすすめの県であることがわかります。
100位内にランクインした市町村数は全国第5位と高い位置につけているのです。
特につくばエクスプレス沿線地域の評価が高く、表からも分かるとおり守谷市やつくば市に人気が集中しています。
つくばエクスプレス沿線地域以外では神栖市、かすみがうら市、那珂市、土浦市がランクインしています。
「住宅・土地統計調査」によると、2013年における家賃の全国平均は55,200円。トップはやはり東京都で78,552円です。
茨城県は全国では16位と比較的高い位置につけているものの、平均は46,357円と全国平均に比べればかなり安い様子。関東圏では東京、神奈川、埼玉、千葉に次ぐ5位です。
関東圏とはいえ、移住後も家賃の負担を重荷に感じることはないでしょう。

茨城県は空港、鉄道、高速道路すべてがそろっているため、首都圏へのアクセスも驚くほど充実しています。茨城県に移住する際に、交通の便を気にしている人もこれを見れば安心です。
茨城県内を走る主な高速道路は3つあります。南北を走る常磐自動車道に東西を走る北関東自動車道、また首都圏中央連絡自動車道(圏央道)も物流を円滑にしています。
東西南北どの地域にも移動できるため、自動車移動が多い人はスムーズにアクセスできるでしょう。
首都圏3番目の空港である茨城空港は利用者が増していて、2018年の来場者数は1000万人を突破しました。
国内線は福岡、神戸、札幌、那覇の4路線と決して多くはありませんが、リーズナブルな運賃で知られるスカイマークが運航しているため、需要が高いようです。国際線は上海便やソウル便、台北便が運航していてアジア圏内へのアクセスも良好です。
茨城県は東京へのアクセスが充実しています。つくば市からは、開通10年を迎えたつくばエクスプレス(TX)が走っていて、最短45分で秋葉原駅にアクセスできます。2015年に開通した上野東京ラインでは、県庁所在地の水戸市から最短75分で東京駅に到着できるようになりました。

画像引用元:茨城県庁 https://www.hurex.jp/ibaraki/?p=2907&preview=true
県内の22つの市町村と東京を結ぶ高速バスが発着しているところも魅力です。運行間隔が最短10分と大変便利な高速バスもあり、スケジュールに合わせて利用することができます。

茨城県には企業が少ないと思っていませんか?そうだとしたら、それは大きな誤解です。現在の茨城県の求人・就職状況を紹介します。
2018年6月に茨城労働局が発表した、同年5月における茨城県内の有効求人倍率は1.61倍。全国平均は1.60倍で、約5年ぶりに全国平均を上回った4月に続き、ふた月連続で平均を上回る結果となりました。
有効求人数は前年に比べると5万5077人増。なんと31カ月連続で増加し続けているのです。
産業別にみると運輸・郵便業や医療・福祉業、また生活関連サービス業や娯楽業の求人数が増えているので、転職先も豊富。
仕事探しに苦労することなく移住できそうです。
2015年11月に経済産業省が発表した「工場立地動向調査 平成27年上期(1~6月)」によると、茨城県は工場立地と件数、立地面積、県外企業立地件数のすべての項目で全国トップ。前年度、前々年度の調査でも首位を獲得していて、多数の企業が茨城県に注目していることがわかります。
大手企業だけでも日立建機や日野自動車、雪印メグミルクなど、さまざまな企業がここ数年以内に茨城県進出計画を立てているようです。
首都・東京に近く、交通網も発達している茨城県には今後もますます企業が進出し、それに伴って求人も増加すると予想できます。
茨城県は1年を通して過ごしやすい気候であることに加えて、住環境や交通網が整っているため、とても移住しやすい地域といえるでしょう。平均年収が高いにも関わらず、物価が安いため安定した生活水準を望めそうです。
新しい企業の進出が続々と進んでいて、求人数も上昇傾向にあるためこれからの発展にも期待できます。
茨城県で転職先を探すときには、茨城県に特化した転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
茨城県の環境と転職市場を熟知した転職コンサルタントが、自分ひとりではなかなか出会えない優良企業を紹介してくれるでしょう。
茨城県は、売上高が1,000億円に達する企業も複数存在します。平均所得も全国平均を上回る年が多く、働きがいのあるエリアです。売上高や年収の2軸で茨城県の企業ランキングをまとめていますので、ぜひこちらもご参考ください。
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