岩谷 大輔Iwaya Daisuke

人事コンサルティング営業
2019年入社

岩谷 大輔 岩谷 大輔

数字だけではなく、想いに応えらえる仕事がしたい

学生時代から「地方創生」に携わりたいという想いがあり、その担い手である地銀に新卒で入行しました。入行後は個人・法人向けの融資を担当しており、地元の多くの方々と関わりました。仕事を通して「地域の経済を支えている」という実感はありましたが、金融機関という仕組み上、どうしても事業や個人を“数字”で判断せざるを得ず、もどかしさを感じる部分もありました。熱い想いを持っている方がいても、必ず決まった資料を回収し、決まった書類を作成して判断せざるを得ません(当たり前ですが)。自分自身の若さゆえに、もっと枠にとらわれないダイナミックな支援ができないか、と当時は悩んでいました。

そこで出会ったのが当社ヒューレックスです。当社の人事コンサルティング営業は、数字だけではなく“想い”に応えられる仕事です。人材採用をしたい企業の事業に対する社長の想いや、転職を希望する方の仕事に対する想いに応える。その双方がマッチングし、地元の企業で活躍していただくことで、真の地方創生につながると確信しています。

また、当社は地域の金融機関とスクラムを組んで地方創生に取り組んでいます。金融機関にはお金の面から、そして当社は人材の面から地元企業をサポートすることで地方創生に貢献できるのが魅力だと感じています。

人の手が入るからこそ、生まれる「ご縁」

現在は、人材採用をしたい企業のフォロー(リクルーティングアドバイザー)と、転職希望者のフォロー(キャリアアドバイザー)の両方を担当しています。大手企業では、この2つを分業化したりマッチングを自動化したりする動きがありますが、当社では一気通貫に人の手で担当することにこだわっています。地元企業に対しては、大手のような自動マッチングではなく、きめ細やかに対応することが必要です。

先日とある地元企業から「営業力を強化するために営業担当の採用を検討している」というお話をいただきました。すでに様々な媒体で募集をかけているものの、なかなか採用に至らず苦労されている様子でした。そこで訪問し詳しく話を聞くと、「営業職」ではあるものの、新規事業の開発や企業の中枢を担っていくようなポジションを求めていらっしゃったのです。そこで私は、いただいた求人票とは全く違う「経営企画」の経験が豊富な人材を提案しました。この方は東京からのUターンを検討している方でしたが、なかなかいい求人がなく、転職活動に苦戦されている方でした。
当初、社長は半信半疑といった反応でしたが、面接後には「こういう人が欲しかったんだよ」と言ってくださいました。現在でもその方は社長と一緒に活躍され、充実したUターン生活を送っています。

これが、当社の強みだと考えています。特に地元企業では、企業自身が採用ターゲットを定めきれてないことが多くあります。地方の転職活動では自身にあった求人を探しきれないのも同様です。
このように私たちが間に入ることで“ご縁”を作っていくことが、私たちの仕事におけるやりがいです。

地方中小企業の後継者問題にアプローチする

今後も地元企業の支援を通して、地方創生に貢献していきたいです。地方創生と一口に言っても様々な取り組みがありますが、私は「地元企業」が大きなカギを握っていると考えています。
中小企業は2025年問題(※)という事業承継の課題が発生しており、地方では深刻な問題になりつつあります。私の地元でも深刻化しており、思い当たる企業の多くが、後継者不在です。こういった後継者不在の企業の事業を継続していく取り組みを至急進めていかなければ、地方経済は衰退の一途をたどっていきます。

当社には事業承継に特化した後継者サーチというサービスや、M&Aを行う事業承継推進機構、さらには地銀と提携している結婚相談所のマリッジパートナーズという強力な武器が揃っています。地元企業が存続し雇用を生み出す。そしてそこで結婚し家庭をもって定住する。当社グループを挙げてこの流れを太く強くしていきたいです。

なんとしても地方創生に貢献していく。それが私のヒューレックスで実現したいことです。

2025年問題(※)
2025年までに、70歳を超える中小企業の経営者は約245万人となり、うち約半数の127万人(日本企業全体の1/3)が後継者未定となる。(中小企業庁調べ)