中小企業の面接でよくある質問&模範回答12選!転職のプロが徹底解説

実は、大手企業、ベンチャー企業、中小企業では面接の対策方法は異なります。どの企業も同じだと考えている方は少なくありません。では、中小企業の場合は、どんな面接の特徴や、対策が必要なのでしょうか?
内定を勝ち取れるかどうかがかかっている面接は、絶対に失敗したくありませんよね。
今回は、「中小企業の面接」に絞って、面接でよく聞かれる質問や模範解答を紹介します。また、中小企業の面接の特徴なども合わせて解説しているので是非参考にしてみてください。

中小企業の面接でよく聞かれる質問と模範回答

面接のおおまかな内容は各企業だいたい同じですが、企業の規模や業種によって傾向や特徴があります。

ここでは、中小企業でよく聞かれる質問と模範解答を紹介いたします。

Q. 簡単に自己紹介してください

「自己紹介をしてください」と言われたら、名前と挨拶に続けてこれまでのキャリアや実績といったアピールポイントを伝えましょう。

2~3分で完結に伝えるのがポイントです。

【模範解答例】
転職一郎と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
私は大学卒業後、人材紹介をメイン事業とする企業で6年間営業部門として勤めてまいりました。
2年目で営業成績が同期16名中1位を獲得し、事業の粗利益は前年比200%を突破。昨年度の成績は社内トップでした。
クライアント企業を自社であるように考え、「発展の貢献」と求職者の方の「将来」に寄り添うことを大切にしながら、双方にとってより良いご縁となるよう提案を行ってきた結果であると自負しております。
仕事に対するこのようなスタンスを御社でも活かし貢献していきたいと思い、応募いたしました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

Q. 志望動機を教えて下さい

志望動機の回答のポイントは以下の3つです。

  • 自分の経験をどのように活かして貢献できるか
  • なぜその企業でなければならないか
  • 事業内容や商品・サービスにどのように共感しているか

 

それぞれについて解説していきます。

自分の経験をどのように活かして貢献できるか

今までどのような仕事を経験し、どういったスキルを積んできたかを伝え、どう貢献できるかアピールします。これにより、面接官に入社後、具体的にどのような活躍が期待できるかというイメージを伝えることができます。

【模範解答例】
私はこれまで人材紹介をメイン事業とする企業で6年間営業に従事してまいりましたが、いつか「自社の人材採用に携わりたい」という想いがありました。そのため、クライアント企業を自社であるように考え、「発展の貢献」と求職者の方の「将来」に寄り添うことを大切にしながら、双方にとってより良いご縁となるよう提案を行ってまいりました。
具体的には、クライアント企業が本当に求めているのはどんな人材か、ヒアリングを重ねて一緒に人材要件を作り、求職者の現在の状況や今後のキャリアについて親身に話を伺って参りました。その結果、企業と求職者とのマッチング率が高まり前年比売上200%、社内成績トップという実績を残すことができました。
そんな中、拝見したのが御社の採用担当者の求人です。
御社では自社採用に携わり、現場と幹部が求める人材のすり合わせを行ない、人材採用で企業発展に貢献していきたいと思い志望させていただきました。

なぜその企業でなければならないか

同じような事業を展開している企業はごまんとあります。その中でなぜその企業を選んだか具体的に伝えることで志望度の高さをアピールすることができます。

企業のHPや採用サイトをチェックし、経営理念や社風、社長の想いといった、その企業ならではのポイントと絡めて伝えると良いでしょう。

【模範解答例】
御社の採用サイトを拝見し「社員全員で会社を作っている」という部分に惹かれました。年齢や経験関係なく、全社員で自社のサービスや業務について意見を出し合いながら会社を成長させているということがよく伝わりました。
私は、自社を成長・発展のために自身の意見をどんどん発信したいという想いがありますが、普通であれば一般社員の意見が取り入れられる機会はほとんどないと感じています。
しかし、御社でならそれができると感じました。

私は採用業務だけではなく、自社の業務改善や企画に関わりながら貢献したいと考えています。御社でならその想いを入社後すぐに実現できるのではないかと感じ、志望させていただきました。

事業内容や商品・サービスにどのように共感しているか

企業が展開している事業やサービス・商品に独自性や強みなどがあれば、そこにフォーカスするのも有効なアピール方法です。

【模範解答例】
御社を志望した理由は、「IT×少子化対策」という軸をもった独自のサービスを展開しているからです。少子高齢化が進む中、地方の人材不足は顕著です。御社は業界に先駆けてそんな少子高齢化に歯止めをかけるサービスを展開していらっしゃり、シェアもトップクラスです。
「ITのスキルを駆使して、地域社会に貢献したい」という私にとって、御社でならやりがいを持って仕事ができると思いました。

Q. 転職理由 (退職理由)を教えて下さい

この質問で面接官がチェックしたいのは「長く働き続けてくれる人材かどうか」です。

この質問を通して、自社と合う人物かどうかを見極めているため、下記を意識して答えると良いでしょう。

  • 嘘を付かない
  • 退職した企業の不満・愚痴だけにならないようにする
  • 前向きな姿勢と熱意を表現する
【模範解答例】
現在、在職6年目になりますが、月収18万円程度と給与水準が低く、経済的に余裕がないことが直接的な転職理由です。
先輩社員の話を聞くと、5年後も大幅な改善や昇格が見込めないということを知りました。
両親に仕送りが必要であることに加え、出産を控えた妻がいるため、このまま働き続けるのは困難と考え、転職を決意しました。
御社では、評価制度がきちんと整備されており、成績に応じたインセンティブやポジションが得られるとうかがっております。
御社に入社し貢献することで、経済的な困難から脱却し、キャリアアップを実現したいと考えています。

Q. 他に選考中の企業はありますか ?

この質問を行うことで、企業の面接担当者は自社への入社意欲の高さを見極めています。

せっかく内定を出しても、自社への入社意欲が低いと断られる可能性が高いと判断され、内定を見送られてしまうケースもあります。

入社意欲があるのであれば、ここで志望度の高さをしっかりアピールしましょう。

洗いざらい選考の状況などを話す必要はありませんが嘘はNGです。

【模範解答例】
御社と同じIT系の企業様を3社受けています。
2次選考のものが1社と最終面接のものが2社あり、同じ人事系の職種への応募となります。私としては御社が提供している新しいサービスに大きな魅力を感じており、人事業務を通じて事業に貢献していきたいと考えています。

Q. 自己PR をお願いします

自己PRでは、自分がアピールしたいことをただ伝えれば良いというわけではありません。アピールポイントを絞り、どのようにその企業で活かせるかを具体的に伝えることが重要です。

また、以下4つのポイントを意識して伝えると面接官により良い印象を与えることができます。

  • 前職の実績やスキル
  • 入社後の展望
  • 問題解決力の高さ
  • 柔軟性の良さ

 

【模範解答】
現在の会社では、人材紹介の営業を担当しております。
実績としては、2年目で営業成績が同期16名中1位を獲得し、事業の粗利益は前年比200%を突破。昨年度の成績は社内トップでした。
このような成果を残せたのは、クライアント企業・求職者どちらも「自分ごと」だと思い行動してきた結果だと思います。
クライアント企業、を自社であるように考え、「発展の貢献」と求職者の方の「将来」に寄り添うことを大切にしながら、双方にとってより良いご縁となるよう提案を行ってきた点にあると思います。
ヒアリングを重ねながら「両者が本当に求めているもの」を徹底的に掘り起こすことに意識し、あらゆる角度で提案を行って参りました。
このようなヒアリングスキルとニーズをくみ取る力、提案力を活かして御社の業績に貢献したいと考えています。

Q. あなたの長所と短所を教えてください

この質問で面接官は、あなたが自身を棚卸しできているかどうか見ています。
「自分の強みと課題を客観的に答えられる人」だという印象を与えられるよう意識して回答しましょう。

長所は具体的なエピソード合わせて伝え、短所はマイナスイメージのまま終わらないようポジティブな観点で伝えるとベターです。

【模範解答例】
私の長所は、最後まで責任を持ってやり遂げるところです。
他部署の不手際でクライアントからクレームが入った時も、誰かのせいにすることなく何度も先方の会社に通いつめて謝罪を行いました。
営業担当として責任を持ち、お客様と向き合ってきた結果最終的にご理解をいただくことができました。
私の短所は心配性なところです。
自分が納得行くまで確認しないと気が済まないため、ミスは少ないのですが1つの仕事に時間がかかってしまいます。ですから、仕事が遅れることがないようスケジュールを徹底的に管理し早めに着手するようにしています。

Q. 会社の状況によって職種変更の可能性もありますが大丈夫ですか?

面接官が「職種変更」について質問するのは、企業の変化に合わせて働いてくれるかどうか確認するためです。

最初から職種変更が決まっているわけではなく、あくまでそうなった場合ですが、ここで「ノー」と回答すれば内定に大きく響く可能性があります。

現在の職種を続けて行きたいのであれば、「職種変更も可能だが今の職種で御社に貢献したい」という熱意を伝えると良いでしょう。

【模範解答例】
はい、将来的に職種変更も可能ですが、まずは御社の営業職としてしっかり貢献したいと思っております。

Q. 急な残業・休日出勤はできますか?

プライベートな事情もあるため、「できません」と答えることが悪いわけではありませんが、ここでの回答が採用するかどうかを左右するケースもあります。

残業や休日出勤ができない場合は、面接官が納得できる理由を添えることで理解してもらえることもあります。

【模範解答例】
できるだけ対応したいと考えております。しかし、妻が夜勤がある仕事をしているため、私が子供の迎えに行かなければならない日もあるためタイミングによっては難しい日もあります。幼稚園や両親に協力を仰ぎ、できるだけ急な残業、休日出勤に対応できるよう環境を整備するつもりです。

Q. 当社の経営理念、ビジョンのどこに共感しましたか?

この質問では、面接官が自社とマッチする人物かどうかを見極めるために、どれだけ自社のことを研究してきたかと志望度の高さを確認しています。

【模範解答例】
私は御社の企業理念の「人とのつながりで地域を発展させる」に深く共感し、志望致しました。
私は、人生において「人とのつながり」が何よりも自分自身を成長させてきたと感じています。
現職で働き始めた時、なかなか結果を出せず悩む時期がありました。そんな時にクライアント企業と求職者のことを親身に考え行動すれば良い」とアドバイスをくれたのが上司でした。
そのアドバイスのおかげで、2年目で営業成績が同期16名中1位を獲得することができました。
この上司との「つながり」が「誰かのためを想い行動すれば結果は自ずと出てくる」という仕事に対する考え方に気付き、大きく成長するきっかけになったと実感しています。
この先も新たなつながりを作って、自分自身の成長だけではなく他社にも良い影響を与えたいと思っています。

Q. 今の年収を教えてください

この質問は「採用する際の給与額の目安にする」ためです。後々、源泉徴収票などで実際の年収が分かるので嘘はNGです。ただし、正確な金額がわからないときは大体の金額と概算であることを伝えましょう。

聞かれてから計算するのではなく、面接で聞かれることを想定して事前に答えられるように準備しておくのがベターです。

【模範解答例】
現職の年収はだいたい350万円ほどだと思いますが、正確な数字ではありません。必要であれば後日お伝え致します。

Q. 希望年収を教えてください

この質問の目的は、「採用する際の給与額の目安にする」「応募者の自己評価や価値観を知る」という2点です。
ここでの回答が内定の際の提示年収に影響するためしっかり伝えておきましょう。
ただし、現状の年収からかけ離れた金額はNGです。自身の年齢、職種、地域の相場を確認した上で希望年収を設定しましょう。
また、許容できる最低額を伝えておくと採用の可能性が高まります。

【模範解答例】
希望年収は400万円ですが、350万円までなら許容できます。

Q. 入社可能な時期を教えてください

この質問の目的は、「自社が想定している期間内に入社してくれるかどうか」と「入社する意思を探る」ためです。入社予定日とその理由についてしっかり説明しましょう。

【模範解答例】
在職中ということもあり、1ヶ月半後に入社予定とさせていただきたいと思っております。
現在担当している業務の引き継ぎ、残務処理に1ヶ月ほどかかる見込みだからです。
ただ、少しでも早く入社できるよう内定を頂き次第、現在の会社に退職の意思を伝え退職日を調整したいと思っております。

中小企業が求める人物像

中小企業は「一緒に企業を成長させてくれる人物」を求めています。具体的な人物像は、主に以下3つです。

コミュニケーション能力が高い人

中小企業に限ったことではありませんが、クライアント企業や既存社員と上手くコミュニケーションを取って業務を円滑に進められるかといった目線でチェックされる傾向が強いです。

向上心、成長意欲がある人

従業員が比較的少ない中小企業では、社員一人ひとりの働きが売上に大きく影響するため、一人ひとりの向上心や成長意欲を重視する傾向にあります。

タフで行動力がある人

スピード感が求められる中小企業では、突発的な仕事やトラブルを的確に対応し解決する力が求められやすく、タフであること、行動力があることは重要な指標としてチェックされます。

これら3つのポイントを押さえて面接に挑むと良いでしょう。また、面接では第一印象も非常に重要です。身だしなみや「明るく、元気で素直」といった人柄も重要視されるので、面接では笑顔でハキハキと振る舞う と良いでしょう。

中小企業の面接の特徴

面接の回数は一次面接と、最終面接の2回行われるのが一般的ですが、中小企業では1回だけのことが多い傾向です。

面接の形式は、一般的な面接形式と面談形式の2種類ありますが、企業の業態によって異なる傾向にあります。ちなみに、社長の年齢が若いと面談形式の傾向が強いという特徴もあります。面接が2回ある場合は、一次面接では採用担当・業務担当、二次面接では役員・社長が行うケースが多くあります。

それぞれ、チェックしていること、質問の内容が異なるのでしっかり対策しておきましょう。

一次面接の特徴

採用担当と業務担当で見ているポイントが違います。採用担当は、志望動機や転職理由の再確認、履歴書で気になったこと、地頭が良い人か、信頼できる人間かどうかといった目線で質問を行います。

一方、業務担当は職務経歴書を元に、自社の業務をこなせそうか、現在のメンバーとうまくコミュニケーションを取れるかどうかといった目線で、前職での実績やスキル・経験、コミュニケーションスキルなどについて質問を行います。

上述した、志望動機や自己PRなどの模範解答や注意ポイントを参考に、自身の実績やスキル・経験、コミュニケーションスキルについて伝えられるよう準備しておきましょう。

最終面接の特徴

最終面接は社長や役員が担当します。最終面接では、あなたがどのような人物か、自社にどう貢献してくれるかという点をチェックしているので、「入社への熱意」や「入社後どのように貢献できるか」をしっかりと伝えましょう。

一次面接を通った段階で5〜7割ほど採用が決まっているケースが多いですが、最終面接で社長や役員からの印象が悪いと結果が覆る可能性も大いに有り得るので、油断は禁物です。

面接対策なら転職エージェントの利用がおすすめ

ここまで、中小企業の面接でよく聞かれる質問とその模範解答例を紹介してきました。これだけ回答を準備していても、実際どんな質問が来るかは当日になってみないとわかりません。「これだけの回答を準備するのは大変」「山を張って外すのも怖い」という方は転職エージェント経由で応募するのがおすすめです。

転職エージェントは面接に同席することもあるため、その企業の面接の雰囲気やどんなことを聞かれるかといった、面接の傾向も把握しています。また、面接対策も行いながら質問に対する模範回答もアドバイスしてくれます。加えて、応募企業の求める人物像を深く理解しているため、的を得た面接対策・アドバイスをしてくれるため、企業への内定率が高まります。

さまざまな転職エージェントがありますが、そのなかでもヒューレックスは地元企業や銀行とも強い信頼関係を築いておりますので、地元ならではの転職情報を皆様にご提供しています。もちろん中小企業の転職情報も多く保有しています。転職をお考えの方はお気軽にご相談ください。

この記事の監修

神谷 貴宏

愛知県出身。大手証券会社でのリテール営業、半導体商社での海外営業を経て、総合人材サービス会社へ入社。仙台支店での勤務後、首都圏の拠点立ち上げに携わるとともに、大型派遣案件の企画から運用に従事。5年の経験を積んだ後、派遣ではなく、会社の中核を担う“正社員”のサポートに携わりたいという思いが強くなり、ヒューレックスの設立に参画する。 17年余りにわたるコンサルタントの経験の中で3,000名を超える方々をサポートし、転職においては”キャリア”だけでなく個々人の”価値観”が大切であると痛感。お会いする方との本音のやり取りによって、「心から満足できる出会いを実現しよう」と考え、日々の業務に取り組んでいる。

コンサルタント詳細を見る

転職のアドバイスを無料で受けてみませんか?

理想のキャリアを歩んでいただくための
転職活動を全力サポート。
キャリアカウンセリングから書類添削、
応募企業ごとの面接対策まで
プロの目線で転職に役立つ情報をお伝えします。

求人探しにお困りの方へ

地域密着型の転職支援会社だからこそ、
地元優良企業の求人が多数ございます。
他社転職サイトでは取り扱っていない
好条件求人が見つかります。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • はてなブログ
  • Pocket

転職のプロに
無料相談

  • 地元の企業に対応した
    面接トレーニング
  • 内定を獲得するための
    職務経歴書チェック
  • 面接官に伝わる
    履歴書の書き方

など転職支援を無料で受けれます!

会員登録してみる(無料)