転職時には給与交渉してもOK!好印象を持たれる交渉術とは?

転職で給与アップしたいと考える人は少なくありません。仕事内容や福利厚生に魅力のある会社を受けるときに、「もう少し給与が良ければ……」と感じたときには、給与交渉が可能です。

しかし、現実的に給与の問題はなかなか口に出しづらいという人も多くいます。一体どれくらいの転職者がどのように給与交渉を行っているのか、気になるところです。

今回は好印象を持たれる転職時の給与交渉術を紹介します。給与が気になってなかなか転職活動が進展しない方は、ぜひ参考にしてください。

転職活動でも給与交渉はできる

結論から言えば、転職活動時に応募先企業と給与交渉を行っても問題はありません。しかし、相手に不快感を与えずに成功させるためには、転職活動時の給与交渉における実例について理解をしておく必要があります。

転職で給与ダウンした人は全体の3割

給与アップを目指して転職をする人は少なくありませんが、厚生労働省が行った「平成30年雇用動向調査結果の概況」によると、転職後に給与が増加した人は40.4%。減少した人は36.1%で、給与アップを実現できなかった人も一定数存在します。応募企業から提示される条件をそのまま受け入れているだけでは、給与アップは難しいかもしれません。

給与交渉している人はわずか2割

給与交渉している人はわずか2割

画像引用:「転職検討理由の1位は「給与」――給与交渉した人は20%|キャリアニュース」

それでは実際に転職先と給与交渉をしている人は、どのくらい存在するのでしょうか。エン転職が行った「転職とお金」に関する調査によると、転職を検討する企業と給与交渉を行った人はわずか20%にとどまっています。年齢が上がるにつれて、多少比率は上がっていますが、さほど差はありません。まだ日本の転職市場において、給与交渉は一般的ではないと言えます。

昇給率2%の日本企業では入社前の給与交渉がおすすめ

日本の昇給率は2%

画像引用:「2021年の日本における昇給率は2.2%の見通し- ウイリス・タワーズワトソン昇給率調査

「昇給があるから、入社時には多少給与が低くても一旦我慢する」という方もいます。しかし、昇給は必ずしも保証されているわけではありません。転職先が求めるパフォーマンスを発揮できなければ見送りになる可能性もありますし、業績悪化で給与が据え置きになる可能性も考えられます。

世界有数のグローバルカンパニーであるウイリス・タワーズワトソンが実施した最新の昇給率調査によると、2021年の日本の予測昇給率はわずか2.2%。アジア太平洋地域の平均が5.3%と比較してかなり低めです。

この調査では、日本の昇給率が年々低下していることもわかっています。年功序列制度が崩壊している現在、「長く働けば給与が上がっていく」という考えは安易かもしれません。希望する給与を確保するためには、入社時が良いタイミングと考えられます。

 

転職活動で給与交渉を行うタイミング

転職活動では、オファー面談前に給与交渉を行うのが最善と考えます。しかし、実際には面接のタイミングで給与について聞かれることもありますので、あらかじめ返答内容を考えておきましょう。時機を逃すと切り出しにくくなるため、選考フローに合わせて臨機応変に対応するようにしてください。

タイミングが合えば面接時に希望年収を伝える

まず、一次面接で自分から給与交渉を切り出すことは、あまりおすすめできません。どうしても「お金のことしか考えていないのか?」と思われてしまう可能性が高いためです。

しかし、面接官から希望年収を問われたら、素直に希望額を口にして交渉を試みても問題はありません。

この時に「ここで給与交渉をしたら内定をもらえないかも」と頭によぎるかもしれませんが、不安を隠して堂々と交渉するようにしてください。おどおどした態度を取ると、自信がない印象になります。

内定連絡後の交渉も可能

面接時に交渉のタイミングが合わなかったとしても、内定獲得後に交渉できます。おすすめしたいのは、入社後の労働条件や入社日を決定するオファー面談前のタイミングです。

面談前に希望の年収を伝えておくと、オファー面談時に調整後の給与を提示してもらえるかもしれません。ただし、必ずしも成功するとは限りませんので過度な期待はNGです。オファー面談時に提示された労働・給与条件を見て、内定受諾・辞退を決めると良いでしょう。

転職エージェント利用時は事前に希望を伝える

転職エージェントを利用するときには、コンサルタントとの面談時に希望条件を尋ねられます。この際に希望する給与を伝えておくと、コンサルタントが直接企業の人事担当者と交渉を進めてくれます。なかなか自分で給与を交渉する勇気が持てないという方も、転職コンサルタントに代行してもらえるため気楽です。自分で交渉すると、エージェント、企業の三者間で認識のずれが生じますので、必ずエージェントを通してください。

 

転職時の給与交渉を成功させるためには

給与交渉を試みても、必ずしも成功するとは限りません。応募者側が有利な交渉を進めるためには、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

応募先の業種・職種の相場を把握しておく

業種や職種によって、給与の相場は異なります。相場をはるかに超えた給与額の提示は失礼にあたりますし、業界研究不足と受け取られかねません

国税庁のホームページでは、業種や企業規模、勤続年数ごとの平均給与を公開していますので、ぜひ業界研究の役に立ててください。年収幅は希望勤務地によっても変わってくるため、転職エージェントを利用する方はコンサルタントに年収相場を聞いておくのもおすすめです。

自分のスキルの棚卸をして金額に根拠を持たせる

業界研究とあわせて自己分析も転職活動の一環です。これまでの自分のキャリアを振り返って、どのような強みがあるのかを改めて明確化しましょう。もし人並以上のスキルがあれば、少し強気になって金額設定をするのもアリです。給与交渉時には、提示金額に根拠を持たせて説明できるようにしましょう。

金額に幅を持たせて交渉する

転職時の給与交渉では、どのくらいの金額を提示する人が多いのでしょうか。転職前の年収のプラス20%を上限に、提示された月収+1~2万円で交渉する人が一般的です。

しかし、あくまでこれは平均額ですので、自分のキャリアや応募企業の規模に合わせて調整するようにしてください。最初は高めの希望額を伝えておき、相手の反応を見ながら調整するのは交渉テクニックのひとつです。

給与交渉をするときの注意点

給与交渉をするときには、社会人として守らなければならないマナーがあります。お互いが気持ちよく条件に合意できるように、押さえておきたいポイントは以下の4つです。

マイルドかつ論理的に希望額を伝える

単刀直入に「給与は〇円でお願いしたいです」と切り出すと、不躾な印象になります。条件を提示してくれた企業に感謝の意を示しつつ、枕詞をつけて自分の希望額を伝えましょう。

その際には、合わせて提示した金額の根拠を示してください。説得力のある理由を添えると、給与交渉に応じてもらえるかもしれません。

メールや電話でなく直接対面で交渉する

自分の真剣な想いを伝えるためにはメールや電話ではなく、直接対面で給与交渉を行いましょう。自分の声のトーンや表情を見て、相手も気持ちをくみ取ってくれます。

現在はオンライン面談が主流になっていますが、直接対面に勝るものはありません。どうしても難しい場合は、声色が伝わる電話で話し合いを進めましょう。

内定承諾書提出後の交渉はNG

内定承諾書にサインをして提出すると、企業側が出した雇用・労働条件に合意をしたとみなされます。その承諾書を提出後に給与交渉を行うのはルール違反です。給与交渉は必ず内定承諾書を提出する前に行い、企業が出した条件に承諾するか否かを提出期限ギリギリまで考えるようにしてください。

福利厚生や成果報酬を交渉してみる

給与や賞与の交渉に応じてもらえなそうであれば、視点を変えて福利厚生や成果報酬の交渉をしてみるのもひとつの手です。月収アップにはつながりませんが、他の恩恵を受けられると、得した気分になれます。自分のスキルに自信があれば、インセンティブを交渉してみてはいかがでしょうか。

転職時の給与交渉は頼れる転職エージェントに任せよう

転職時には給与交渉をしても問題はありません。しかし、タイミングや持ちかけ方を誤ると、給与アップできないばかりか、不採用になってしまう可能性があります。企業と応募者それぞれの意思疎通をスムーズに行うためには、転職エージェントのコンサルタントに仲介してもらうことをおすすめします。
実績豊富かつ交渉術に長けた転職コンサルタントが求職者の希望を聞きつつ、企業と交渉してベストな着地点を見つけてくれるはずです。

ヒューレックスでは、各業界の転職事情に詳しい転職コンサルタントが在籍しています。登録、相談することで今の自分が期待できる年収をお伝えできますし、面接指導や書類添削も無料でサポートいたします。
転職で給与アップに成功したいとお考えの方は、まずお気軽にご相談ください。

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この記事の監修

神谷 貴宏

愛知県出身。大手証券会社、半導体商社の営業を経て、総合人材サービス会社へ入社。 仙台支店での勤務後、大型派遣案件の企画から運用に従事。その後、会社の中核を担う“正社員”のサポートに携わりたいという思いが強くなり、ヒューレックスの設立に参画する。 17年余りにわたるコンサルタントの経験の中で3,000名を超える方々をサポート。個々人の”キャリア”だけでなく”価値観”を大切にしている。

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