メーカーの転職は難しい?代表的な職種と経験者・未経験者別のポイントとは

現在転職を考えている人の中には、転職先企業の候補に「メーカー」を入れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。私たちが普段耳にするような大手企業も各業界のメーカーであることが多く、就活において身近に感じるかもしれません。

しかし、メーカーが具体的に何をしているのか、どのような職種があるのかを把握している方は少ないのではないでしょうか。

この記事ではメーカーへの転職で気を付けることや、経験者・未経験者ごとの注意すべきポイントなどを紹介していきます。

メーカーの転職成功は「業界選び」が重要

 

そもそもメーカーとは製造業者や製造会社のことを指しています。私たちの周りにある食品や自動車、アパレルなどの製品はメーカー企業によって製造されています。

とはいえ、一つの総合メーカーが全てのジャンルの製品を一手にまかなっているわけではありません。製品を生産・製造するには、それぞれの分野で専門的な知識や機材が必要となります。つまり、それぞれの業界で製品の製造を担うメーカー企業が存在しているということです。

またメーカー企業とひとえに言っても、業界ごとに将来性や給与の平均は異なります。そのため、メーカー企業への転職は「業界選び」が重要になってくると言えるでしょう。

まずはメーカー企業が存在する業界について紹介していきます。

食品メーカー

食品メーカーは食品業界にて、商品となる食品を製造しています。具体的には原材料を国内外から調達した後、加工して製品を生産し、小売店を通じて消費者へ販売しています。

また、食品メーカーと言っても「乳製品」や「酒類・飲料」など製品分野は多岐にわたります。もし自分が携わりたい製品分野があるのであれば、あらかじめ企業がどういった製品を製造しているのか確認しておきましょう。

経済産業省が発表している「工業統計調査」によると、2010年から2019年までの10年間で製造品出荷額は上昇傾向にあります。

2019年から2020年の2年間はコロナウイルス流行の影響もあり、製造品出荷額、生産額は減少していると言われています。しかし、農林水産省が発表している「食品産業動態調査」によると、現在は個人消費、輸出、生産の3つの部門では持ち直していると報告されていました。

食品産業は社会において欠かせない産業であることも踏まえると、今後も伸び続ける将来性のある業界と言えるでしょう。

また、大手転職サイトであるマイナビ転職が公表している「2021年 職種別・業種別・年齢別モデル年収平均ランキング」(全110業種)によると、食品業界(フードビジネス(総合))は66位で平均年収は497万円とされました。

国税庁における「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は433万円となっています。そのため、食品業界における平均年収は日本人の平均年収に比べても少し高い水準であることが分かります。

将来性や平均給与水準を見ても安定した業界であることが伺えます。これらのことからメーカーへの転職を志しながら、業界への希望がない場合は、食品業界を選択肢に入れてみるのもおすすめです。

※出典:経済産業省 「工業統計調査
※出典:農林水産省 「食品産業動態調査 令和2年度年報
※出典:マイナビ転職 「2021年 業種別(51~100位)
※出典:国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査

化学メーカー

化学メーカーは車や電化製品といった私たちが普段使用する製品の材料となる中間材を製造しています。化学メーカーは大きく分けて3種類に分類されます。

  • 総合化学メーカー:自分の会社で原料の調達から製品開発、最終製品の製造まで一手に行う
  • 誘導品メーカー:主に基礎原料から化学反応を起こし、最終製品に使用する中間材を製造する
  • 電子材料メーカー:半導体材料や液晶パネルの部品などの電子材料を製造している

食品メーカー同様、化学メーカーもそれぞれの専門分野に応じて、各種材料を製造しています。続いて、化学業界製造業における売上の推移を見ていきましょう。

2010年から2019年までの10年間で「プラスチック製造業」「半導体素子製造業」「化学繊維製造業」の製造品出荷額を見てみると、どの製造品もほとんど横ばいの状況が続いていることが分かります。

こうしてみると化学業界にあまり将来性を感じないかもしれませんが、化学工業全体として見ると製造品出荷額は上昇傾向にあります。

これからの経済発展や5G、IoTといった最新技術にも化学反応による中間材が必要になってくるでしょう。これを考慮すると、今後も化学業界における製造業は伸び続けるかもしれません。

上場企業における業種・業界別の平均年収を公開している年収ランキングによると、化学業界の平均年収は約650万円と報告されました。日本人の平均年収433万円と比べると大きく上回っていることが分かります。

年収の高い業界でメーカーを探している方は、化学メーカーを選択肢に入れると良いでしょう。

※出典:経済産業省 「工業統計調査
※出典:年収ランキング 「化学企業の平均年収ランキング1位~213位【2022年最新版】

自動車メーカー

自動車業界において、自動車やバイク、トラック、バスといった完成車を製造するのが自動車メーカーです。

自動車メーカーは必要となる部品や素材を、それぞれのメーカーから取り寄せ自動車を製造。その後、ディーラーと呼ばれる自動車小売業を行う事業者や販売店へ供給します。

古くから日本の基幹産業として位置付けられた自動車業界は、多くの雇用を生み出しているのが特徴です。一般社団法人日本自動車工業会の資料によると、日本の全就業人口のうち自動車関連の就業人口は約8%に上ります。では、自動車製造業における売上の推移を見ていきましょう。

2010年から2019年までの10年間で自動車製造業の製造品出荷額は右肩上がりの傾向にあります。

データからは今後も伸び続けることが予測されます。しかし、現在自動車業界では、電気自動車や自動運転車といった最新技術を搭載した車が業界に与える影響を懸念しています。もし、自動車メーカーへの転職を希望し、将来性のある企業を探している方は、こういった最新技術に対する企業の姿勢に注目してみるのも良いでしょう。

マイナビ転職のデータによると、自動車業界(参照:専門店(自動車関連)の項目)の平均年収は586万円です。自動車業界も化学業界と同じく、日本人の平均年収433万円を上回る給与水準となっています。

※出典:一般社団法人 日本自動車工業会 「自動車関連産業と就業人口
※出典:経済産業省 「工業統計調査

建材メーカー

建材メーカーは家やビルといった建物の建築に使用する建材を製造、販売しています。

一口に「建材」といっても実際の建築に必要なものは様々です。メーカー側もそれぞれが得意とする建材を製造しており、主に3種類に分類されます。

  • 建物の構造材を扱う建材メーカー:柱や梁といった建物の構造材を扱う建材メーカー。構造材にも木材や鉄骨、コンクリートなど様々な種類が存在する。
  • 仕上げ材を扱う建材メーカー:サッシや窓枠、パネルなどの内装・外装に関わる仕上げ材を扱う建材メーカー。
  • 設備系建材を扱う建材メーカー:トイレやキッチンなどの設備系建材を扱う建材メーカー。

建材メーカーへの転職を希望する場合は、企業が専門にしている建材は何なのかあらかじめ確認しておきましょう。

2010年から2019年の10年間において、建材の製造品出荷額は年々増え続けています。

日本では少子高齢化が問題視されており、新規住宅の建築は減少傾向にあると言われています。しかし、高齢者が増えていくことによって既存住宅をリフォームする事例も増加傾向にあります。

そのため、今後も建材に対する需要は伸び続けると予測でき、将来性のある業界と考えられます。

マイナビ転職のデータによると、建材メーカー(参照:住宅・建材・エクステリアの項目)の平均年収は649万円となっています。日本人の平均年収433万円を大きく上回っているというだけでなく、業界全体で見ても高水準の給与所得と言えるでしょう。

※出典:経済産業省 「住宅・リフォーム業界を巡る現状と社会環境の変化(参考図表)
※出典:経済産業省 「工業統計調査

部品メーカー

部品メーカーとは自動車や電子機器の製造元に部品を供給している企業を指します。部品メーカーは「サプライヤー」とも呼ばれ、製造した部品をどこに供給しているかによって呼び方が異なります。

自動車やスマホなど完成品を製造しているメーカーへ供給している部品メーカーは「一次サプライヤー」。一次サプライヤーへ供給している部品メーカーは「二次サプライヤー」と呼ばれています。

また、部品メーカーは大きく分けて「自動車部品メーカー」と「電子部品メーカー」の2種類に分かれています。それぞれの部品メーカーごとに扱う製品(部品)が幅広く、需要も高いのが特徴と言えるでしょう。続いて製造品出荷額について見ていきましょう。

2010年から2019年までの部品関連製造業における製造品出荷額は以下の通りです。

自動車部品の製造出荷額は毎年少しづつ上昇しているのに対し、電子部品の製造出荷額は横ばいの状況が続いています。

先述したように、自動車関連部品は電気自動車や自動運転車の動向が、電子関連部品は5GやIoT関連の動向が大きく関わってくるでしょう。各業界の動向を公表している業界動向SERCH.COMによると、自動車部品業界の平均年収が583万円、電子部品業界の平均年収が693万円でした。

部品メーカーの業績は供給先業界の影響を大きく受けるため、随時確認しておくのが重要です。

※出典:経済産業省 「工業統計調査
※出典:業界動向SERCH.COM 「自動車部品業界
※出典:業界動向SERCH.COM 「電子部品業界

外資系メーカー

外資系メーカーとは本社が海外にあり、その製品を世界的に製造・販売している企業です。

本社が海外にあるということもあり、職場では英語力が必要になる機会も多くなるでしょう。また、意思決定のプロセスや会議への姿勢など、同じ業界であっても日系企業とは企業風土が大きく異なるのが特徴です。

外資系メーカーと言っても扱っている製品は幅広く「外資系化学メーカー」「外資系医薬品メーカー」など様々な企業が存在します。外資系メーカーへの転職を希望する場合は、なぜ外資系を志望するのか、なぜその業界を志望するのかをしっかり考えておきましょう。

経済産業省が公表している「外資系企業動向調査」によると、外資系製造業における経常利益は年々大きく揺れ動いています。

特にコロナウイルスの影響を強く受けた2019年の業績はどの業界も悪化しています。

外資系メーカーは本社の経営判断や業績の影響を大きく受けるため、随時世界情勢などを把握しておくのがおすすめです。

大手転職エージェントでもあるマイナビAGENTによると、外資系メーカーの平均年収は約800万円程度と言われています。外資系企業自体が日系企業よりも高い給与水準であると言われていますが、それはメーカーであっても当てはまるようです。

その分、転職を希望する際は厳しい審査を潜り抜ける必要があるため、徹底した準備を行いましょう。

※出典:経済産業省 「外資系企業動向調査
※出典:マイナビAGENT 「外資系企業の年収はどれくらい?報酬が高い理由は?

メーカーの代表的な職種とは

 

業界が決まった後は希望する職種を選んでいきましょう。メーカーの代表的な職種としては以下の5つが挙げられます。

  • 営業
  • 製造
  • 研究開発
  • 生産管理
  • 商品企画

それぞれの職種で必要となる知識や経験は異なります。また、職種ごとに給与水準や働き方も変わってくるので、転職活動をはじめる前にあらかじめ確認しておきましょう。

ここでは業種ごとの給与水準も紹介していきますので、先ほど紹介した業界ごとの給与水準と比較して、企業選びの参考にしてください。

営業

メーカーが製造した製品を顧客となる企業に対して提案、販売するのが営業職です。建材メーカーや部品メーカーなどの上流工程に位置する企業の場合、自社製品を使用して完成品を製造する企業へと売り込んでいきます。

その後、自動車メーカーなどの完成品を製造する企業では、実際に消費者へ販売するディーラー企業へ自社製品を売り込みます。

メーカー企業の営業では顧客となる相手企業がどのような製品を求めているのかを予測しなければいけません。さらに、自社製品を購入するメリットを相手企業へと提案する能力が必要となるでしょう。

求人情報を扱う転職サイトDODAの情報によると、一般的に営業職の平均年収は435万円と言われています。

もちろんどの業界によって働くのかによっても年収は変動するため、メーカーの営業職で高年収を希望する方は、高い給与水準の業界を選ぶと良いでしょう。

※出典:DODA 「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】

製造

メーカーが抱える工場などの生産ラインで製品を製造する仕事です。作業では組み立てや加工に関わる専門知識が求められる場合もあります。近年は機械化によって作業も自動化され、機械の使用方法を覚えるだけで大丈夫な現場もあるでしょう。

また、大手メーカー企業であっても多くの場合、勤務地となる工場が田舎に建設されています。そのため、居住地も都心から離れる傾向にあるのが特徴です。

一般的に工場の製造業務における平均年収は400万~500万円程度と言われています。

勤務年数を重ね、管理職になると600万円~800万円といった高年収を実現できる可能性もあります

さらに工場勤務の場合、生活範囲が地方になるため、物価や家賃が低く抑えられ、手元に残るお金は都心に勤める従業員よりも高くなるかもしれません。

研究開発

研究開発職では企業独自の技術を日々研究・開発しています。また、商品企画・生産部門と協力して、既存の自社製品の改良や新製品の開発も行っています。企業によっては新しい技術や素材の開発に携わることもあるようです。

転職サイトDODAによると、電気/電子/機械系(参照:技術系(電気/電子/機械)職種 先行開発/製品企画)の研究開発職の平均年収は565万円。

IT/通信系(参照:技術系(IT/通信)職種 研究開発)の研究開発職の平均年収は531万円。

薬品/化学/食品系(参照:技術系(メディカル/化学/食品)職種 研究)の研究開発職の平均年収は485万円でした。

研究開発職と言っても企業ごとに業務内容は異なります。そのため、研究開発職を希望する際には、転職先でどのような業務を行いたいのか、実際の業務は何を行うのかなどをあらかじめ把握しておきましょう。

※出典:DODA 「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】

生産管理

メーカーが製造する製品の品質と生産量を管理する仕事です。時には生産計画やスケジュールを策定することもあります。

転職サイトDODAによると、電気/電子/機械系(参照:技術系(電気/電子/機械)職種 生産管理)の生産管理の平均年収は464万円。

薬品/化学/食品系(参照:技術系(メディカル/化学/食品)職種 生産管理)の生産管理の平均年収は403万円でした。

生産管理はメーカーの生産ラインを管理する重要な仕事です。そのため、生産管理の求人では何らかのリーダーやマネジメント経験が問われることも少なくありません。転職を希望する際には改めて自分のキャリアを見直してみると良いでしょう。

※出典:DODA 「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】

商品企画

消費者層や市場ニーズを調査し、自社製品の改良や新製品の企画を提案する仕事です。企業によっては、マーケティングと商品開発を同時に行う場合もあります。

転職サイトDODAによると、商品企画(参照:企画/管理系職種 商品企画/開発)の平均年収は477万円でした。

自分の提案やリサーチが売り上げという形で表れるため、やりがいのある仕事として転職者にも人気の職種です。

※出典:DODA 「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】

未経験からメーカーに転職するときのポイント

メーカーは市場からの需要も高く、転職市場でも人気の企業です。また、他の企業と同じく経験者を優遇している求人も少なくありません。「業界」もしくは「業種」のどちらか一方を経験している人の方が、企業のとっても即戦力の人材として期待され、採用される可能性も高くなります。

とはいえ、未経験者であってもメーカーへの転職を成功させることは十分可能です。

ここでは未経験からメーカーに転職する際に抑えておくべきポイントを3つ紹介していきます。メーカーへの転職を希望しながらも、不安を抱いている未経験の方はぜひ参考にしてください。

なるべく早めに転職を検討する

もし、現時点でメーカーへの転職を考えているのであれば、なるべく早く転職活動へ動き始めましょう。メーカー側も20代~30代の働き盛りの世代は未経験であっても積極的に採用しています。体力的にも余裕のある若手は企業からも戦力として期待されるでしょう。

実際、厚生労働省の資料「全国産業別平均一覧表(平成30年度用)」によると、製造業の平均年齢は42.4歳と記載されています。

今勤めている企業で経験を重ねることも重要ですが、既にメーカー企業への転職が気になっているのであれば、まずは転職先で経験を重ねるのも考えてみましょう。

※出典:厚生労働省 「全国産業別平均一覧表(平成30年度用)

経験や強みを活かせる職種に応募する

メーカー企業への転職を希望するあなたが未経験であったとしても、転職市場には同じメーカー企業への転職を希望する経験者の方が存在します。そのため、未経験での転職活動ではどのように自分の強みをアピールできるかが重要になってくるでしょう。

自分の強みをアピールする上で最も簡単な方法は、これまでのキャリアで培った経験や知識を活かせる職種に応募することです。

例えば、前職が保険の営業職だった場合、同じく営業職としてメーカー企業へ応募すれば、未経験の業界であっても有利に転職活動を進められるでしょう。

幅広い地域の転職先を探す

もし、居住地域にこだわりがないのであれば、都心だけでなく幅広い地域の転職先を探してみるのも良いでしょう。製造業の拠点は地方に多く存在しており、本社も地方に構えているメーカー企業も少なくありません。

総務省が公表している資料「統計トピックス No.111ランキングでみた産業別・地域別の経済活動-平成28年経済センサス‐活動調査結果から-」によると、自動車部分品・附属品製造業を多く構えている都道府県は1位から順に、静岡県、群馬県、愛知県という結果になりました。

それ以降も三重県、岐阜県、栃木県などが連なり、全国的には地方に当たる都道府県に自動車関連の製造業が拠点を置いていることが分かります。そのため、都市部だけの求人情報を見るのではなく、地方のメーカー企業が出している求人情報も隈なく探してみると、思わぬ優良企業を見つけられるかもしれません。

もし、自分一人だけでは企業探しに不安を感じている方は、地方の求人情報にも強い転職エージェント「ヒューレックス」にご相談下さい。

あなた専任の転職コンサルタントが、優良企業の求人紹介や応募書類の書き方、面接のアドバイスを通して転職成功へと導きます。

 

※出典:総務省 「統計トピックス No.111ランキングでみた産業別・地域別の経済活動-平成28年経済センサス‐活動調査結果から-

メーカー勤務経験者が転職するときのポイント

先述したとおり、経験者は未経験者に比べると、メーカー企業への転職も有利に進められるでしょう。一方で、メーカー企業からの転職は難しいとも言われています。これはメーカー企業で培った経験や知識を他の企業で活かすのが困難なためです。

確かにメーカー勤務経験者は高い専門性を持っている反面、どの業界でも活かせるような技術や業務スキルを持っているとは言い難いでしょう。とはいえ、メーカー勤務経験者の転職がまったくもって不可能というわけではありません。

最後にメーカー勤務経験者がメーカー企業への転職を行う際に注意すべきポイントを紹介していきます。

キャリアプランを明確にする

どのような目的で転職をするのかは人それぞれです。とはいえ、もしキャリアアップややりがいを求めて転職を目指しているのであれば、転職活動を行う前に将来的なキャリアプランを明確にしておきましょう。

あらゆる分野で経験者は優遇される傾向にあります。そのため、将来的なキャリアに対して希望がある場合、そこにつながる転職先や業種、業界を探すと良いでしょう。

積極的な転職理由を説明できれば、入社後の実務においても戦力として期待されるため、合格できる可能性も高まります。

給与や待遇などの優先順位を決める

転職を希望する理由の中には、現職の雇用条件に不満を抱えている場合もあるでしょう。

とはいえ、一度の転職で全ての不満点を解消するのは困難です。そのため、すぐに求人情報を探し始めるのではなく、まずは給与や待遇など、雇用条件を自分の中で優先順位を決めておきましょう。

これまでの経験から不満に感じたことをリストアップし、不満の度合いに順位をつけていくと、簡単に優先順位も定まっていきます。時間を取って自己分析することで転職に後悔する可能性も低くなるため、しっかりと時間を取って行いましょう。

在職中に詳しくリサーチする

ここまで紹介してきたとおり、転職活動にはたくさんの時間がかかります。自己分析や求人情報、業界動向の調査など、リサーチすべきことは尽きません。

そのため、焦って短期間で転職活動を済ませようとするのは、転職失敗の要因となります。たとえ無事採用されたとしても、もっと調べておけば良かったと後悔してしまっては意味がありません。

しっかりとリサーチを行うためにも、焦りの原因を作らないのも重要です。例えば、退職した後に転職活動をするのは止めておきましょう。

貯金や退職金があったとしても、転職活動が長引くにつれて焦りが生まれ「どこでもいいから早く就職したい」という考えになってしまいます。こうした状態では転職を成功させるのは難しいため、転職活動に必要な情報は在職中に詳しくリサーチするようにしましょう。

現職の人脈やしがらみがないか確認する

メーカー勤務経験者として転職する場合、これは同業他社への転職に当たります。同業他社への転職後に、前職で得た人脈をそのまま転職先で使用すると、前職の企業とトラブルになる可能性があります。

もちろん実際にトラブルになるケースは珍しいですし、よほどの不和退職でもない限りは気にする必要もないかもしれません。とはいえなるべくトラブルは避けたいと考えている方は、あらかじめ転職先企業と現職企業の関係を把握し、人脈やしがらみがないか確認しておきましょう。

メーカーは人気の転職先!未経験でも積極的に挑戦しよう

メーカーは他の業界からの需要も高いため、給与や将来性も安定しています。これにより、転職希望者からの人気もあり、優良企業の求人は競争も激しくなるでしょう。

もちろん経験者の方が採用される可能性が高くなります。とはいえ、未経験での転職が不可能というわけではありません。むしろ年齢やこれまでのキャリアの経験からアピールできれば、採用される可能性もグッと上がります。

また、メーカー企業は地方に本社を構えていることも少なくありません。そのため、優良企業を探している方は、都心だけでなく地方にも目を向けてみましょう。

地方転職に特化した転職エージェント「ヒューレックス」には、メーカーの求人が多くあるので興味がある方はぜひ登録してください。

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この記事の監修

神谷 貴宏

愛知県出身。大手証券会社、半導体商社の営業を経て、総合人材サービス会社へ入社。 仙台支店での勤務後、大型派遣案件の企画から運用に従事。その後、会社の中核を担う“正社員”のサポートに携わりたいという思いが強くなり、ヒューレックスの設立に参画する。 17年余りにわたるコンサルタントの経験の中で3,000名を超える方々をサポート。個々人の”キャリア”だけでなく”価値観”を大切にしている。

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