地方で働く時に活かせる資格!転職活動を有利に進めるには?

地方で働くために「絶対必要」という資格はありませんが、資格は自身の武器になります。とはいえ、「どんな資格を取れば地方での転職を有利に進められるか分からない」といった方も多いようです。
そこで、今回は地方で働く際に転職や待遇面で有利になれる資格を業界・業種別に紹介いたします。地方で働くイメージを膨らませるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

実務に直接的に活かせる資格が重宝される

人手不足の傾向が強い地方では、資格を持った即戦力人材が重宝される傾向にあります。地方で働くにあたって、地方企業で需要がある資格を取得しておくことで、選考で有利になるだけではなく、待遇面でもアドバンテージを得られます。

ただし、闇雲に資格を取れば良いというわけではありません。企業や業種によって異なる資格が求められるため、自身が狙っている業界、転職先で何が求められているかをしっかり押さえた上で資格を取得しましょう。

運転免許は取得したほうが良い

首都圏や大都市と比べ、地方は公共交通機関の選択肢が限られるため、運転免許は持っておいた方が良いでしょう。電車やバス停まで徒歩で数十分以上かかったり、運行間隔が30分以上ということもざらにあります。通勤だけではなく、普段の生活のことも考えると運転免許は必須と言えます。

また、営業職の場合、運転免許を必須資格に挙げる企業がほとんどです。しかも、オートマ限定不可のケースもあるため、場合によっては限定解除が必要になることも考えられます。事前に転職先候補の求人票をしっかり確認しておきましょう。

事務職・バックオフィス系の資格

地方で働くにあたって、事務職・バックオフィス系の仕事に付きたい方は、企業におけるお金の流れを把握するための資格の取得がオススメです。

特に、

  • 日商簿記
  • 税理士
  • 公認会計士

が需要が高い資格です。
それぞれについて見ていきましょう。

日商簿記

日商簿記は、その名の通り簿記に関する資格で、さまざまな簿記資格があるものの中で最もポピュラーです。地方での仕事に限らず、どの企業の事務や経理職でも求められるケースが多く汎用性の高い資格です。3級から1級までありますが、1級はかなり難易度が高いためまずは3級から取り組むと良いでしょう。

【難易度】
3級:★★☆☆☆
2級:★★★☆☆
1級:★★★★★

税理士

税理士は納税のアドバイスや申告書の作成を行う仕事です。税理士になるためには、税理士試験5科目に合格しなければなりません。ただ、1科目ずつ受験できるので、複数回に分けて合格を目指すのが一般的です。そもそもの難易度も高いですが、複数科目の合格が必要なため資格取得は簡単ではありません。

【難易度】
★★★★☆

公認会計士

公認会計士は、企業の財務状況を監査する仕事です。医師・弁護士に並ぶ国家3大資格と言われており、難易度はかなり高め。一方で、学歴関係なく、誰でも受験できるため受験しやすい資格です。

【難易度】
★★★★★

専門職・技術系の資格

インフラ系や工事・修理の仕事が比較的多い地方では、技術系の資格の需要が高い傾向にあります。特にニーズがあるのは以下の資格です。

  • 建築士
  • 施工管理技士
  • 電気工事士
  • 電気主任技術者
  • 技術士
  • 自動車整備士
  • 測量士
  • 宅建

それぞれの資格について解説していきます。

建築士

建物の設計図を作るのが建築士の仕事です。2級建築士は、必要な科目を履修した大卒、高卒でも受験できる資格ですが、1級になると2級の受験資格に加えさらに2年以上の実務経験が必要になります。

【難易度】
2級:★★★☆☆
1級:★★★★☆

施工管理技士

施工管理技士は、施工計画書の作成・安全の遵守・他業者との調整といった業務を担う建設現場には欠かせない存在です。建築、土木、電気工事、管工事、造園、建設機械、電気通信工事の7種類ありそれぞれ1級と2級があります。

【難易度】
2級:★★☆☆☆
1級:★★★☆☆

電気工事士

電気工事士は建物内で電気が安全に使用できるように工事・管理を行う仕事です。資格試験は学歴や実務経験などの条件はなく、誰でも受験することができます。電気工事士の資格には、「第二種電気工事士」と 「第一種電気工事士」の2種類ありますが、どちらも比較的合格を狙いやすい資格です。

【難易度】
第二種:★☆☆☆☆
第一種:★★☆☆☆

電気主任技術者

電気主任技術者は発電機や変電機、電気の使用のために設置する受電設備の工事・維持・運用といった保安監督業務を行う仕事です。電気主任技術者には、第一種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、第三種電気主任技術者の3種類あり、どれも合格率が低めです。

【難易度】
第三種:★★☆☆☆
第二種:★★★☆☆
第一種:★★★☆☆

技術士

技術士は物造りに携わる仕事で、技術者にとって最高峰の資格です。技術士の資格には、建築部門、経営工学部門、生物郷学部門をはじめ、21部門あります。技術士の受験資格は、一次試験は特に条件はなく、二次試験は実務経験が求められます。資格取得難易度は比較的高いです。

【難易度】
★★★☆☆

自動車整備士

自動車整備士は、自動車の点検・車検・修理などを行う仕事で、自動車整備士試験に合格する必要があります。自動車整備士の資格は3級〜1級の3種類。自動車整備士の専門学校に通い自動車整備士2級を取得するのが一般的ですが、自動車整備士3級を取得できる工業高校もあります。

実務経験を積めば誰でも自動車整備士3級の試験を受けることができます。難易度は比較的易しめです。

【難易度】
3級:★☆☆☆☆
2級:★★☆☆☆
1級:★★★☆☆

測量士

測量士は、建設・土木工事での位置・距離・面積を測量する仕事です。測量士には、測量士と測量士補の2つ。どちらも国家資格で、技術者として基本測量・公共測量などに従事できます。比較的難易度は高めです。

【難易度】
測量士補:★★☆☆☆
測量士 :★★★☆☆

宅地建物取引士(宅建士)

宅地建物取引士は、不動産に関する契約内容の説明や契約締結などを行う仕事です。宅建士になるためには宅建試験に合格してから、自治体での登録手続きが必要です。宅建試験の難易度は高めです。

【難易度】
★★★☆☆

特に「医療・介護・観光」関連の資格が需要高

地方では、人材不足もあり資格を所有している即戦力人材のニーズが高いですが、中でも「医療・介護・観光」に関する資格を持っている方の需要が高いです。医療と介護は、全国的に慢性的な人材不足で、高齢化が顕著に見られる地方ではより人手不足が深刻です。

観光は、外国観光客の集客に力を入れている地方が増えているため、需要が高まっています。

それぞれの資格について見ていきましょう。

医療系

全国的に医療従事者が不足していることに加え、地方では高齢化社会が顕著に見られるため非常に需要が高い仕事と言えるでしょう。

医療従事者として働くためには国家資格が必須です。さらに、国家試験を受けるためにはそれぞれの職種に合わせた大学や専門学校を卒業する必要があります。

ここでは、

  • 医師
  • 薬剤師
  • 看護師

の3つの資格について解説していきます。

医師

医師になるためには、医学部を修了した上で医師国家資格の合格しを医師免許を取得しなければなりません。「医師」は職業の名前ですが同時に資格の名前でもあり、国が認定する国家資格の一つです。医学部に入学し、卒業する難易度も高ければ、医師国家資格の試験も決して簡単なものではありません。それも踏まえると難易度がとても高い資格と言えます。

【難易度】
★★★★★

薬剤師

薬剤師は「薬」を取り扱うプロフェッショナルで、この仕事に就くためには薬剤師国家試験に合格して免許を取得しなければなりません。この国家試験を受けるためには、大学で薬学部に入学し卒業する必要があります。調剤薬局やドラックストア、病院などさまざまな場所で活躍できる仕事ですが、難易度は比較的高めです。

【難易度】
★★★★☆

看護師

もともと人材不足が喫緊の課題として挙げられている医療業界ですが、中でも看護師不足が問題視されています。看護師になるためには、国が認定している大学・短大・専門学校を卒業した上で看護国家試験に合格する必要があります。医療従事者の中では比較的難易度は易しいと言えまますが、決して楽に取得できる資格ではありません。

【難易度】
★★☆☆☆

介護系

地方では特に高齢化が深刻な問題となっていることに加え、高齢者の割合が多いため介護系の仕事の需要は高いと言えます。

一般的な介護職として知られている

  • 介護福祉士
  • ヘルパー

の2つの資格について解説していきます。

ヘルパー(訪問介護員)

ヘルパーは、利用者の身体的な介助や生活の援助、通院の介助などを行う仕事です。ヘルパーには資格試験は必要なく、下記の要件を満たせばヘルパーとしての資格が取得できます。

・介護職員初任者研修:130時間講習を受けて試験合格、
・介護職員実務者研修;450時間講習を受ける

基本的に講習を修了すれば資格が取れるので、難易度は高くありません。

【難易度】
介護職員初任者研修:★☆☆☆☆
介護職員実務者研修:★★☆☆☆

介護福祉士

介護福祉士は、お年寄りや障がいがある方が、スムーズな日常生活を送れるよう食事や入浴、排泄などの介助を行ったり、精神的なサポートを行ったりする仕事です。別名ケアワーカーとも呼ばれています。介護福祉士の資格を取得するためには、国家試験に合格する必要がありますが、この試験を受けるためには、実務経験3年以上かつ業務者研修を修了する必要があります。試験の難易度は比較的易しいです。

【難易度】
★★☆☆☆

観光系

地方では、観光に力を入れている地域も少なくありません。国内からの観光客だけではなく、海外からのアウトバウンドを意識して取り組んでいる地方も多いため外国人向けの観光サービス人材の需要が高まっています

旅行業務取扱管理者

旅行業務取扱管理者は、旅行商品販売の責任者とみなされる資格で、

  • 国内旅行業務取扱管理者
  • 総合旅行業務取扱管理者
  • 地域限定旅行業務取扱管理者

の3種類あります。

旅行業務取扱管理者には、受験条件や制限はなく、誰でも好きな試験から受けられますが、国内旅行業務管理者資格を取得してから総合旅行業務取扱管理者試験を取得する方が多いようです。資格取得の難易度は高くありません。

【難易度】
国内旅行業務取扱管理者:★★☆☆☆
総合旅行業務取扱管理者:★★☆☆☆
地域限定旅行業務取扱管理者:★★☆☆☆

全国通訳案内士

全国通訳案内士は、いわゆる通訳ガイドのことで、日本の歴史・文化、週間などを外国語で紹介する仕事です。全国通訳案内士は、言語系の資格で唯一の国家資格で、難易度はそこそこ難しいと言われています。

【難易度】
★★★☆☆

旅行地理検定

旅行地理検定試験は、旅行をより楽しく充実したものにすることを目的としたJTBが行っている資格です。

試験は、

・日本旅行地理検定
・世界旅行地理検定

の2種類に分かれており、それぞれの資格に初級・中級・上級があります。難易度は全体を通してさほど難しくはありません。

【難易度】
初級:★☆☆☆☆
中級:★☆☆☆☆
上級:★★☆☆☆

これまでの経験、キャリアが活かせる資格取得がおすすめ

地方で働くにあたって、さまざまな資格の需要があることが分かりましたが、ただ闇雲に資格を取ればよいというわけではありません。資格を持っているかどうかも大事ですが、採用では実務経験も見られます。そのため、今のキャリアや経験から大きく外れない資格を取得するのがオススメです。自分のキャリアプランに適した資格を取得し、地方での転職を有利に進めましょう。

資格がなくても希望の仕事に転職できるケースもあります。転職エージェントのヒューレックスでは、転職相談を受け付けています。地方への転職をお考えなら、ぜひご相談ください。

サービス詳細を見る メルマガ登録する

この記事の監修

須賀川 敏哉

神奈川県出身。早稲田大学卒業後、大手証券会社に入社。人材業界では、通算20年以上のキャリア。 10年間の証券営業を通じ、経済や景気動向、企業動向の見方を養う。 大手総合人材サービス会社では、首都圏拠点立ち上げ、新宿・丸の内支店長、金融・外資部長、東京本社エリアディレクターを歴任。 ヒューレックスでは、転職支援を中心に、コンサルタントとして幅広い職種と年齢層に対応。 仙台本社を経て、現在は東京本社を立ち上げ、首都圏および関東甲信越地区において、数多くの就職・転職成功実績を積み重ね、今後も「転職成功物語」、実績NO.1を目指す。

コンサルタント詳細を見る

転職のアドバイスを無料で受けてみませんか?

理想のキャリアを歩んでいただくための
転職活動を全力サポート。
キャリアカウンセリングから書類添削、
応募企業ごとの面接対策まで
プロの目線で転職に役立つ情報をお伝えします。

求人探しにお困りの方へ

地域密着型の転職支援会社だからこそ、
地元優良企業の求人が多数ございます。
他社転職サイトでは取り扱っていない
好条件求人が見つかります。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • はてなブログ
  • Pocket

地元 コラム一覧

転職のプロに
無料相談

  • 地元の企業に対応した
    面接トレーニング
  • 内定を獲得するための
    職務経歴書チェック
  • 面接官に伝わる
    履歴書の書き方

など転職支援を無料で受けれます!

会員登録してみる(無料)